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  <title type="text">tueto hum pa</title>
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  <updated>2010-09-19T15:21:11+09:00</updated>
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    <published>2019-06-26T22:12:57+09:00</published> 
    <updated>2019-06-26T22:12:57+09:00</updated> 
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    <title>牧　改定2</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[> マヤ ２５<br />
> 牧 １８<br />
> 神 １７<br />
> 信長 １６<br />
><br />
<br />
マヤ ２９<br />
牧 ２２<br />
<br />
<br />
「おはようございます～清田の姉です。いつもノブがお世話になってます～」<br />
「今日は急病の監督の代わりに、清田のお姉さんに引率していただくことになった。みんな、言うこときくように」<br />
「よろしくお願いしまーす」<br />
<br />
「高校なんて久しぶり～」<br />
「７年ぶりだな姉ちゃん」<br />
「うるさい。ほら、いっておいで」<br />
「ごめんね、私スコアとか全く分かんなくて」<br />
「向こうのマネージャーがうちの分も付けてくれるそうなので、大丈夫です。居てくれるだけで助かります。ゆっくり見ててください。勝ってきます。」<br />
<br />
「今日の牧さんすごかったっすね」<br />
「赤木も木暮もいないからな。桜木はまだ復帰したばかりだ。元気そうで安心した。」<br />
<br />
「お、桜木。退院おめでとう。調子良さそうだな」<br />
「おい！その美女は誰だ！」<br />
「美女…！ありがとうお姉さん嬉しい」<br />
「俺の姉ちゃん」<br />
「野猿の、お姉さんだと…？！言われて見れば似てるような…似てないような」<br />
「なんだ、てっきり牧さんの彼女さんかと思って。すみません、この子が興奮しちゃって」<br />
<br />
「ジィに彼女がいるわけないな！この天才にもいないんだ！ガハハ」<br />
「あなたね～牧くんをジィって呼んでる子。信長の姉のマヤです。ノブと仲良くしてくれてありがとう」<br />
「仲良くない！」<br />
「ごめんねぇ、いっつもこんなんでしょ」<br />
「いえいえ、うちも迷惑かけてます。ほら花道、落ち着きなさい」<br />
「野猿にこんな美人のお姉さんがいたなんて…信じられん」<br />
「牧さんもすみません、花道が失礼しました」<br />
「いや…今日はありがとう。赤木たちの抜けた分、頑張ってくれ。体に気をつけてな」<br />
<br />
「面白い子だったね、桜木くん？」<br />
「ああ…あいつはこの前バスケを始めたばかりなのにインハイまでいって、すごい奴なんです」<br />
「それはすごいね！」<br />
「冬はもっと上手くなってるでしょうね。信長、負けるなよ」<br />
「負けませんよ！」<br />
<br />
「わ～海だ～ひさしぶりだ～」<br />
「マヤさん、今日はありがとうございました。助かりました。」<br />
「初めてみんながバスケしてるとこみてね、すっごくかっこよかったよ。またみたいな。いつでも声かけてね。」<br />
「あの、もうひとつお願いがあるんです。」<br />
「ん？明日も引率する？」<br />
「いえ、実は今日、俺の誕生日なんです」<br />
「えええ、聞いてない！」<br />
「教えてくれれば、プレゼント用意したのにー」<br />
「今日、マヤさんがいてくれて幸せでした。」<br />
「やだな、大げさだよ」<br />
「１８になったんで、言わせて下さい。好きです。高校卒業したら俺と付き合って下さい。」<br />
「ちょっと、牧くん、早まるな。お姉さんは君の７つ上だ。若い子にいきなさい、若い子に。大学入ればいくらでも出会いがあるから。」<br />
「迷惑にならないよう１８になるまで待ちました。結婚を前提に付き合って下さい。」<br />
「ええ、ちょっと、…頭が混乱して…」<br />
マヤは浜辺にへたれこんだ。<br />
「私、もうアラサーだからね、牧くんが２２のとき２９だからね。あ、医学部なら卒業したときもう３０すぎてるからね。ほら冷静になって。親御さんも反対するって。途中で飽きるよ。そしたら私も可哀相でしょ」<br />
「卒業したら、もう一度言います。そのときまで、考えて下さい。」<br />
「あと…誕生日プレゼントとして、合コンに行かないって約束、もらえませんか。」<br />
「ええ…」<br />
「牧さん！姉ちゃん！そろそろ電車の時間だってー！」<br />
「おう、帰るか」<br />
<br />
牧くんは医学部への推薦が決まり、冬のインターハイまでバスケを続けた。同級生が追い上げる中、勉強も今までどおりの成績を保っているらしい。インターハイが終わってからは、大学バスケ部の練習に加わったりしながら、よくノブ達とうちで夕飯を食べて、何事もなく帰っていった。<br />
あの告白が嘘だったように平穏な日々だった。でも、私を見るやさしい目つきや、ふとしたときの表情が、「後輩のお姉さん」に宛てたものではないというのは鈍感な私にも分かっていた。<br />
高校生に手を出したら、それがどんな関係であろうと大人が裁かれる。牧くんは私の立場に配慮して、色んなものを我慢していた。自分が彼の年齢のとき、そんな思慮深い振る舞いが出来ただろうか？<br />
彼との半ば強引な「約束」に強制力はなかったが、私はあれから一度も合コンの類いに顔を出すことはなかった。<br />
<br />
<br />
「牧くんの卒業パーティー…っていうか鍋パね。こんなんでいいの？」<br />
「このメンバーで姉ちゃんち！ってのがいいんだろ。アットホームで。まだ寒いし、ね！牧さん！」<br />
「そうだな」<br />
「はいはい。あんたは肉が食べられればどこでもいいんでしょー」<br />
「親が肉持たせてくれました。お世話になってますと伝えるように言われました」<br />
「わあ！松阪牛！すごい～！ノブ、うちじゃ食べられないお肉だよ…」<br />
「牧さん…」<br />
「お前たちにも世話になったからな。いっぱい食べろよ」<br />
「おいしい…」<br />
「改めて、先輩卒業おめでとうございます。大学でも頑張って下さいね」<br />
「ああ、部を頼んだ」<br />
「はい」<br />
「いい話やぁ…」<br />
「姉ちゃん酒飲んでんの？俺も飲みたい！」<br />
「松坂牛様を堪能したくて…君たちはまだジュースです！」<br />
本当は、牧くんに告白の返事をしなきゃいけないんじゃないかと思って、緊張に耐えきれずアルコールに頼ったのだ。<br />
「ちょっとくらいいーじゃん」<br />
「ダメ！」<br />
「俺たちもあと数年で飲める。お前が成人したら、俺が飲みに連れてってやるよ。」<br />
「そのときはまたこのメンバーで飲みましょう」<br />
「そうだな。信長、内部推薦とれるくらいは勉強しておけよ」<br />
「う…神さんはどーなんすか」<br />
「俺は問題ないよ」<br />
「バカは俺だけかよ～」<br />
「あんたが勉強してないだけでしょ」<br />
「姉ちゃんまでひどい」<br />
<br />
<br />
「じゃ、そろそろ帰りなさーい。もう遅いから気をつけてね」<br />
「はい。あ、片付け」<br />
「俺がやってくから、二人は先に帰れ」<br />
牧くんの家はここから徒歩圏内なので、いつも彼が残って片付けを手伝ってくれていた。<br />
<br />
「牧くんお片付けも上手よね…」<br />
「そうですか？」<br />
「私が大ざっぱだからなぁ、丁寧だなぁっていつも感謝してます。」<br />
「俺も、いつも料理作ってもらって感謝してます。」<br />
「いい旦那さんになるよ～」<br />
ポロッと出た言葉にドキッとした。わざわざ蒸し返すようなことを言ってしまった。もしかしたら牧くんの方は、とっくの昔に考えを変えているかもしれないのに。<br />
一瞬、時が止まったのち、彼が沈黙を破った。<br />
「…マヤさん、合コン行かないでくれましたね。ありがとうございます。」<br />
「…なぜ知っている…」<br />
「見てれば分かりますよ。」<br />
「誕生日プレゼントだったから」<br />
「マヤさん」<br />
「せ、正座…！あ、はい、ちょっと待って、正座正座…はい、なんでしょうか」<br />
「やっと卒業しました。あのときの答えを聞かせてください。」<br />
「牧くんは…考え変わらなかったの？」<br />
「では、もう一度言います。俺と結婚を前提に付き合ってください」<br />
大きな人が正座して目の前に座っている。それだけで迫力があるというのに、取って食われるような真剣な目でこちらを射抜く。試合中に見せるその表情に何度も撃ち抜かれてきた。普段はしっかりしているようで、年相応な油断も見せる彼。大人と子供の狭間にいる人の、真っ直ぐな感情。この人は、自分がこれと思ったことは全て実現させる人だ。年齢を理由に誤魔化してはいけない。自分の気持ちも裏切ってはいけないと思った。<br />
本当は、断ろうと思っていた。牧くんのことはとっくの昔に好きになっていたけれど、彼の将来を縛るわけにはいかないと思っていた。若い時代の７年は大きい。<br />
でも、この目に見つめられたら、ＮＯと言うことなんてできないではないか。<br />
「…はい…こちらこそ、よろしくお願いします。」<br />
ポロッとまた言ってしまった。アルコールなんて入れたのが間違いだ。アルコールは人に道を踏み外させるものだ。<br />
「キスしても…いいですか」<br />
なにも言わずしてしまえばいいのに。たどたどしく唇を寄せる牧くんは、見た目よりずっと小さく見えた。ちゃんと高校生だ。自分の若いころを思い出した。何もかもが手探りで、一生懸命だった。<br />
「…はい」<br />
<br />
片膝を立てて境界線を越える。ぎこちないキス。<br />
<br />
「今日は、これで失礼します。」<br />
「あ、はい、おやすみなさい」<br />
「おやすみなさい」<br />
<br />
※ご挨拶<br />
<br />
「わ、牧さん！お久しぶりっす！どうしたんすか家にくるなんて！偶然近く通りかかったとか？上がってください！今日、姉ちゃんが彼氏連れてくるらしくて！！一緒に見ましょうよ！」<br />
「ごめんね、紳一くん、いつもいつもノブが…」<br />
「いや、なれてる」<br />
「へ？え？姉ちゃんが呼んだの？」<br />
「ささ、上がって上がって」<br />
「へ？まさか、姉ちゃん、牧さんと？？え、姉ちゃんの彼氏って牧さん？！」 「うちで何度も会ってたじゃん…」<br />
「ええ、近いからご飯食べにきてたんじゃなかったんすか？！」<br />
「それはお前だけだ」<br />
「はじめまして。牧紳一と申します。」<br />
「ノブが高１のときのバスケのキャプテンよ。」<br />
「あら、マヤ、やるじゃない」<br />
「覚えてるよ…え、マヤの彼氏ってキャプテン？」<br />
「結婚を前提にお付き合いさせていただいております。ご挨拶が遅れて大変申し訳ありません。」<br />
「紳一くんはね、すぐ挨拶したいっていってくれてたんだけど、未成年だったし、大学出てからにしよう！って私が言ったの！あ、未成年っていっても高校卒業してからね！あと、大学はあと二年あるんだけど」<br />
「海南大医学部の５回生になりまして、ようやくマヤさんからお許しが出たので、ご挨拶に参りました。まだ頼りない身で失礼いたします。」<br />
「あら～あらあら～どうぞ貰ってください！もう、この子ったら２９にもなってなにもないからすごく心配してたんです」<br />
「マヤとは…7歳差…？いいんですか？」<br />
「いいもなにも、私の方こそ若輩で頼りないでしょうが、精一杯マヤさんを幸せにできればと思います。」<br />
「若いのに、立派だなぁ…」<br />
「うふふ」<br />
「結婚式はいつするの？」<br />
「今年の秋頃にできればと思っています。」<br />
「私も貯金あるし、心配しなくていいよ～」<br />
「両親が、早めに結納をさせてほしいと言っています。御都合はいかがでしょうか？」<br />
「うちはいつでも！」<br />
「娘をよろしくお願いします…キャプテンかー！父さんより頼りがいあるだろ」<br />
<br />
<br />
<br />
＊友人パーティー<br />
<br />
<br />
「やっぱりジィの彼女だった！」<br />
「付き合い始めたのは卒業してからって言ってたでしょ」<br />
「俺の勘は当たった…ふふふ」<br />
「まさか弟の先輩と結婚するとは思わなかったよ～」<br />
「でも、今思えば、たしかに花道の言うとおり、牧さんの視線とか柔らかかったかも」<br />
「告白されるまで、ぜんっぜん考えもしなかったのよ」<br />
「牧さんの告白なんか、絶対カッコいい！あの人、心に決めたら一直線って感じですよね。」<br />
「そーなのよ。こんな年上なのに、物好きよねぇ」<br />
<br />
<br />
<br />
「マヤさん、実は、マヤさんはうちの部では有名人だったんですよ」<br />
「えーなにそれ」<br />
「ランニングのときたまにすれ違ってたでしょ？信長が入学する半年前くらいから見かけるようになって、キレイな人がいるって話題になってたんです。」<br />
「うそだー」<br />
「先輩、そのころからずっとマヤさんのこと好きだったんですよ」<br />
「おい、神！やめろ」<br />
「ええ、初耳！」<br />
「牧さん一途ですからね」<br />
<br />
<br />
「結婚、しちゃったねえ…」<br />
「そうだな。やっと捕まえた。長かった」<br />
「ほんとに私で良かったの？私すぐおばあちゃんになるよ？」<br />
「一緒に年をとるんだよ。シワシワのお婆さんになってもずっと愛してる」<br />
「あー、幸せだなあ」<br />
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    <published>2019-06-26T21:59:02+09:00</published> 
    <updated>2019-06-26T21:59:02+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>牧　改定1</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[マヤ ２５<br />
牧 １８<br />
神 １７<br />
信長 １６<br />
<br />
<br />
<br />
ランニングの時、たまにすれ違うお姉さん。すれ違えたら、どんなに練習が辛くても、ラッキーな１日だったと眠りにつける。<br />
<br />
<br />
「あれ、姉ちゃん！マヤ姉！」<br />
「ノブ、部活終わったの？元気そうだね、お疲れさま」<br />
「あ、こちら部活のキャプテンと先輩！」<br />
「信長の姉のマヤです。弟がいつもお世話になって…大変でしょう」<br />
「キャプテンの牧紳一です…」<br />
「二年の神です」<br />
深々と挨拶を交わす三人<br />
「姉ちゃん仕事帰り？こんなおせぇの？」<br />
「うん、繁忙期なの。でももうすぐ終わるから、そしたらうちに遊びにおいで」<br />
「やった！焼き肉ね！」<br />
「薄給一人暮らしに贅沢いうなぁ」<br />
「牧くんも、神くんも、遊びにきてね。ノブがお世話になってるお礼になんかご馳走させてね」<br />
<br />
<br />
「信長、お前、お姉さんいたんだ」<br />
「はい、マヤ姉が一番上で、真ん中にもう一人いますよ！」<br />
「…お姉さん、キレイだな」<br />
「えーそうっすかね？９も違うんで、姉ちゃんっつーか小さい母ちゃんみたいで、そういうの考えたこともなかったっすね！」<br />
「７つ上か…」<br />
「８つ上か…」<br />
「大学生かと思っていた」<br />
「姉ちゃんのこと知ってるんすか？」<br />
「ランニング中、たまにすれ違ってたからな。」<br />
「ああ、家ちかいんすよ。俺が海南行くってなったんで、転勤のタイミングでこっちきてて、そこら辺歩いてたかもっすね」<br />
<br />
<br />
「なんか落としたよ～」<br />
「すみません…マ…清田のお姉さん！お久しぶりです」<br />
つい、マヤさん、と呼んでしまいそうになった。<br />
「あれ、ノブの…牧くん！お久しぶりです。部活こんなに遅いの？」<br />
「いえ、もうすぐ試験なので残って勉強してました。」<br />
「偉いねぇ…ノブなんか、スポーツ推薦だからってなにもしてないらしくて…母から愚痴がすごいのに…」<br />
「今度言っておきます。お姉さんは今日も残業ですか？」<br />
「そうなの。来週までかな。早くいつものズボラ生活に戻りたくて」<br />
「それは…お疲れ様です」<br />
「そうだ、私の残業地獄と、牧くんたちの試験が終わったら、焼き肉しよ。お肉いっぱい買っとくから」<br />
「ご迷惑では」<br />
「お店に３人連れてく財力はないけど、おうち焼き肉くらいなら大丈夫！ノブのお世話大変でしょ…すっごく分かるの…良かったらお礼させて下さい」<br />
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて」<br />
<br />
<br />
「ってことで、ノブ、土曜日、部活終わったらおいでよ。」<br />
「やった！楽しみ！姉ちゃんサンキュ！」<br />
<br />
「ごめん、昨日から熱だしちゃって、今日の焼き肉できそうにないわ。先輩たちにも謝っといて…」<br />
「って、メッセ来てました。すんません」<br />
「いや、俺たちはいいんだが、お姉さん大丈夫か？一人暮らしだろ」<br />
「姉ちゃんしっかりしてますから！」<br />
「ちょっと待ってろ」<br />
<br />
「姉ちゃん、生きてる？差し入れ」<br />
「え、ノブ、あんたそんな気遣い出来るようになったの…大人になって…」<br />
「や、牧さんが持たせてくれた。」<br />
「牧くん、すごいね、さすがキャプテン…後輩の姉まで面倒見てくれるなんて…ありがたや…」<br />
「来週焼き肉な！先輩たち心配してたから、早く治せよ」<br />
「うん～サンキューノブ」<br />
<br />
「完全復活したらしいっす。土曜日空いてるかって言ってます」<br />
「じゃあ、神、お邪魔させてもらうか」<br />
「そうですね。楽しみだな」<br />
「伝えときまーす」<br />
<br />
「いらっしゃい～狭いけど、どうぞ上がって下さい」<br />
「先週はごめんね、差し入れもありがとうございました。助かりました。」<br />
「残業続きだと、備蓄がなかったらと心配になりまして。お役に立てたなら良かったです。」<br />
「すごい…この気遣い…ノブと２つしか変わらないなんて信じられない」<br />
「おせっかいかと思ったんですが、元気になられたようで安心しました」<br />
「今日はお肉いっぱい用意したから、いっぱい食べていってね。あんまりいいお肉じゃないけど、うふふ」<br />
「お姉さん、料理上手ですね。味付けが…」<br />
「ノブがねえ、小さいころ全然食べなかったから、研究したの。今じゃ信じられないけど。誉めてもらえて嬉しいな」<br />
「お前、お姉さんに迷惑ばっかりかけてきたんだな…」<br />
「え？なんかいいました？」<br />
「いや、いい」<br />
<br />
「気をつけて帰ってね～また遊びにきてね～」<br />
「いいお姉さんだな」<br />
「お前、あんまり迷惑かけるなよ」<br />
「マヤ姉、なかなか悪くないとおもうんすけどね、彼氏なんでいないかなあ。母ちゃんが心配してて」<br />
「彼氏、いないのか」<br />
「良かったですね」<br />
「え…」<br />
<br />
<br />
「牧くん、お勉強？」<br />
「マ…清田のお姉さん、ご無沙汰してます。」<br />
「ランニング中はたまにすれ違うけどね、お久しぶりです」<br />
「図書館、よく来るんですか？」<br />
「たまにね。牧くんは？」<br />
「俺は部活が早く終わった日に、勉強してます。」<br />
「ノブから聞いたよ、牧さんはバスケもすごいけど勉強もすごいんだって。すごいねぇ…いつまで勉強するの？」<br />
「５時くらいには終わる予定です。」<br />
「私もしばらく本読んでるから、終わったら、声かけて。お茶おごっちゃう」<br />
「あと、マヤって呼んでね」<br />
「はい…マヤさん」<br />
<br />
「マヤさん！終わりました！そちらは？」<br />
「お、じゃあ借りてくる。ちょっと待っててね」<br />
「勉強するとお腹へるよね。糖分とカロリー補給しないとね」<br />
「いつもすみません。実は空腹でした」<br />
「ノブは学校でいい子にしてる？牧くんの言うことなら聞いてそうだけど」<br />
「あいつは、ええ、人の嫌がることはしませんから、大丈夫です」<br />
「牧くんって、ほんと大人。海南のキャプテンやれる人ってすごいんだなってびっくりしちゃうよ」<br />
「まだまだ未熟です。所詮高校生ですから。ついてきてくれるチームメイトのおかげですよ」<br />
「うーん…すでに大企業の部長クラスの余裕があるわ…」<br />
「…そんなに老けてますか」<br />
「違う違う、ごめんね。器が、違うって言いたかった」<br />
「老けてる老けてると色んな人に言われるんですが、最近ジィなんてあだ名をつけられまして」<br />
「なにそれ！ジィ！それは気にするよねぇ。思春期の子になんてことを。まあちょっと高校生には見えないけど、素敵なお兄さんって感じだよ」<br />
「そうですか。」<br />
「牧くん？」<br />
「早く大人になりたいと思っただけです」<br />
「あー、受験はね～、辛いよねえ。どこ受けるの？勉強しなくても牧くんなら推薦いっぱいもらえるんじゃない？」<br />
「海南大にそのまま上がる予定ですが、医学部なので成績は落とせないんです。」<br />
「え！お医者さんになるの！？インターハイ選手でお医者さんでってなにそれ」<br />
「親が海南病院の理事なんで、医学部にいって欲しいと言われていまして。成績落とさないのを条件にバスケさせてもらってるんですよ。」<br />
「えええ、超お坊ちゃまじゃん！でも納得したよ。なんでも頑張ってきたんだね。だからそんなにしっかりしてるんだねえ…忙しいだろうけど、牧くんならできるよ！大学でもバスケするの？」<br />
「はい。両立させます」<br />
「はー、牧くん女の子にモテモテでしょう。バスケ上手で、しっかりしてて、面倒見よくて、礼儀正しくて、頭もよくて、かっこよくて、将来はお医者さん…なに、完璧超人」<br />
「そんなことありませんよ。モテません」<br />
「うそだあ、わかった、大学入ったらモテモテになる。これ予言ね。」<br />
「俺は、一人の人が、俺のことを好きになってくれるほうが嬉しいです」<br />
「それって…」「好きな子いるんだ？」<br />
「マヤさんは好きな人はいるんですか？」<br />
「私？見ての通り彼氏もいないし、出会いもなくて…もう２５なのに…どうしよう…そろそろ友達の結婚ラッシュが…頭痛い」<br />
「大丈夫ですよ、マヤさんは素敵ですから」<br />
「ありがと…実は、来週合コンに呼ばれてるのよ。いい出会いかな～」<br />
<br />
<br />
「姉ちゃん！なにしてんの！？」<br />
「ノブ。牧くんと神くんも、お疲れ様～」<br />
「今日、なんか、感じ違いますね」<br />
「分かる？？今からね、合コンなの～」<br />
「なに、俺も行く」<br />
「は？姉の合コンについて来るって、どんなシスコンよそれ」<br />
「腹へったの！ね、牧さん！」<br />
「まあ腹はすいてるが…」<br />
「行く！連れてってくれないと父さんにチクる」<br />
「やめてよー」<br />
「連れて行くと言え！」<br />
「あれ？マヤ、早かったね～って、デカいの連れてるね…」<br />
「弟とその先輩…偶然会っちゃって」<br />
「俺も飯いくうううう！」<br />
「…グゥ」<br />
「…３人追加できるかな…ノンアルだからね！二度とないからね！」<br />
<br />
「いいんですか？」<br />
「君たちも、親御さんには連絡しててね…１０時前には帰るから…お代は気にしないでいっぱい食べて…」<br />
「合コンかあ、初めてだなあ」<br />
「ってことで、弟がついて来ちゃいました。すみません。隣で静かにさせときますんで」<br />
「いいよいいよ、一緒に食べよう。みんなデッカいね！いっぱい食べてくれ。マヤちゃんの弟くんだったら仲良くさせてほしいのはこっちの方だし」<br />
「姉ちゃん狙いっすか？」<br />
「お姉さん人気あるんだよ。難攻不落だけど、そこがさらにグッとくるというか」<br />
「ちょっと止めてよ、冗談吹き込まないで。家で広められるんだから」<br />
「このとおり、相手にしてくれないんだ。今日も、後輩から頼まれて飲み会セッティングしたんだよ。清田さんと話したい～って、あいつ」<br />
「へえ」<br />
<br />
「清田先輩、俺本気なんです。明日デートしてくれませんか？映画行きましょう。先輩が観たがってたやつ。先輩、お願いします！」<br />
「うーん…あれは観たいんだけど…」<br />
「すみません、明日は試合について来てくれることになってるんです。」<br />
「牧くん？」<br />
「…もう遅いんで、我々は失礼します。今日はお邪魔させていただいてありがとうございました。マヤさん、ご馳走様でした。清田、帰るぞ」<br />
「え、牧くん？じゃあ私も帰るよ。駅まで送る。ごめん、先帰るね。お疲れ！」<br />
<br />
「牧くん！待って」<br />
「すみません、勝手に嘘ついて。反省してます。」<br />
「いいよいいよ、むしろ助かっちゃった。あの子いい子なんだけど…お酒入るとしつこくて」<br />
「皆さんにも失礼しました。謝っておいてもらえると…」<br />
「いいよ、元はといえばノブが付いて来るって暴れたせいだし…ごめんね、付き合わせちゃって」<br />
「そんな…」<br />
「すみません、監督から電話が」<br />
「あの、もし都合がよければなんですが、本当に引率してもらえませんか？監督が、ぎっくり腰で倒れたそうで…」<br />
「それは…また、いいタイミングだったね」<br />
「すみません」<br />
「いいよ、弟の部活でもあるんだし、甘えてください。どこ行くの？」<br />
「湘北です。湘南のほうなんで、電車でいく予定です」<br />
「わあ、海見れるね！」<br />
「試合おわって、多分時間あるんで寄りましょうか」<br />
「わ、嬉しい！役得だ」<br />
「じゃあ、監督にはその旨伝えておきます。ありがとうございます。また明日…マヤさん」<br />
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    <published>2019-06-06T20:31:13+09:00</published> 
    <updated>2019-06-06T20:31:13+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>牧　告白のあと1</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「ずるいよ、こんなに好きにさせといて…」<br />
「作戦を立てるのも仕事ですから」<br />
「これからもよろしくお願いします。」<br />
「はい。幸せにします。こちらこそよろしくお願いします。」<br />
「…えっと…」<br />
「じゃあ、今夜は…これで帰ります。おやすみなさい。ご馳走さまでした」<br />
「あ・卒業おめでとう…！」<br />
<br />
「すみません、入学準備に付き合ってもらってしまって」<br />
「楽しいよ～」<br />
「初デートなのにすみません」<br />
「そういえばそうだね…よく図書館とかスーパーとかは二人で行ってたけどね。なんか不思議」<br />
「最初に図書館で声をかけてもらったときは嬉しかったですね。お茶もご馳走になってしまって、将来お返しするので、待っていて下さい」<br />
「いいんだよ～社会人なんだから。弟がかけてるご迷惑に比べればなんてこと…」<br />
「清田に感謝です。今日は親から軍資金もらってきたので、俺が出します。」<br />
「ええ、ダメだよ。私は自分で出すから大丈夫だから。それに、なんか悪いことしてる気持ちになっちゃう。ご両親に悪いよ」<br />
「そのことなんですが、親にマヤさんのことを話したら、会いたいそうなんです。もしマヤさんさえ良かったら、うちに遊びに来てくれませんか？」<br />
「ええ…私、門前払いされないかな…うちの息子たぶらかして！この年増女！みたいな…」<br />
「ネットの読み過ぎですよ。俺の性格は分かってくれているので、大丈夫だと思います。それに、なにがあってもマヤさんを守りますから安心して下さい。」<br />
「牧くん…、かっこいいわ…」<br />
「え…」<br />
「なかなか、大人でもそういうこと言えないよ。なんでそんなにかっこいいんだろう」<br />
「私も、早めにご挨拶しないとなって思ってたの。都合いい日を教えて下さい。」<br />
「じゃあ、俺も、マヤさんのご両親にご挨拶を…何度か部活でお会いしたことはありますが…」<br />
「あー、うちは、まだいいかなー」<br />
「そういうわけにはいきません」<br />
「じゃあ、せめて、成人…5回生になってからとか…未成年連れて行ったら、親倒れそうで…しかも弟の先輩…」<br />
「…分かりました。まさかとは思ってますが、別れるかもしれないし、なんて心配してませんよね？」<br />
「…若干…？」<br />
「俺はやると決めたことは貫く男です。マヤさんが俺を嫌いになる以外、そんなことにはなりませんし、嫌いにさせてやるつもりもありませんから、安心しててください。」<br />
「サラッと…恥ずかしいこと言っちゃうよね…若さかな…」<br />
「マヤさん以外には言いませんよ」<br />
「でも！私大人だから！バイトもしてない学生にたかるつもりないから！そこは譲りません！」<br />
「分かりました。でも自分で稼いだ分は受け入れて下さい」<br />
「了解！」<br />
<br />
「わ、…渋い…スーツダブルって似合いすぎでしょ」<br />
「そうですか？父から勧められたので、これにしました」<br />
(入学式では浮くな…)と思ったが言わないことにした。彼は老け顔を気にしているのだ。<br />
「スーツ姿の牧くんとデートしてみたいなぁ」<br />
「もし、良ければ入学式の日、仕事終わりに会えませんか？会社の近くまで迎えにいきます。」<br />
「うん」<br />
<br />
「ああああ…緊張する。ねぇ、この服大丈夫かな…愛され挨拶ワンピって雑誌を信じたんだけど」<br />
「似合ってます」<br />
「ただいま。マヤさんを連れてきた」<br />
「いらっしゃい～待ってたのよ、あなた、いらっしゃったわよ」<br />
「はじめまして！清田マヤです」<br />
「さあ、上がって」<br />
「覚悟してたけど豪邸すぎない」<br />
「親父の力で、俺の能力じゃないので、気にしないでください」<br />
「マヤさん、紳一がいつもお夕飯ご馳走になってありがとうございます。夏頃から嬉しそうにかえってくるから、春が来たのかなって思ってたのよ」<br />
「そんなに顔にでてたか？」<br />
「俺でも気付いたからな。バレバレだ」<br />
「この前も言ったとおり、将来マヤさんと結婚する予定で付き合ってる。出来るだけ早く、マヤさんを安心させたい。」<br />
「それがいい。年頃の女性を待たせるのは良くないことだ。学生結婚でもいいぞ。応援しよう」<br />
「あの、いいんですか？結婚とか…私、7歳も年上ですし、普通の社会人ですし、もっと反対されるじゃないかな～って覚悟してきたんですけど」<br />
「マヤさん、この子はね、昔から頑固で頑固で。言い出したら初志貫徹。親がさせてもらえるのは応援くらいで。」<br />
「はあ」<br />
「突然バスケに目覚めてからは、バスケ一筋で、でも私のために医学部にいってくれてね。とても大変だったとおもう。私は帰宅部だったが、浪人して医学部に入ったんだ。それだけで紳一の努力がわかる」<br />
「はい」<br />
「そんな紳一が、結婚したいと思った人だからね。むしろ、紳一の思いに応えてくれて感謝してるんです。」<br />
「デート代を出させてもらえない、と嘆いてるのを見まして。社会人の女性が、高校卒業したばかりの男と付き合うのは勇気もいったはずです。いままでも、引率や、食事のお世話になっていて、親として、とても感謝しています。」<br />
「いえ…弟がお世話になってますから、当然です…」<br />
「年の差を気にされる気持ちは分かりますが、私たちは息子が愛する人を見つけたことが一番なので、反対も邪魔もしません。」<br />
「ありがとうございます」<br />
「部活もまだ続けるそうなので、とても忙しい日々になると思います。支えてやって下さい。多分バイトをする余裕はしばらく出ないので、マヤさんにばかり負担をかけてしまいます。」<br />
「それでいいで…」<br />
「なので、お小遣いと、貯金の範囲内で、マヤさんが受け入れられる分は受け入れてやってください。紳一は私の夢…親子で医師になる、そのために頑張ってくれているので、私にとってはそれが彼の仕事ですので」<br />
「…分かりました。ありがとうございます。私も助かります。」<br />
「今度、マヤさんのご両親にもご挨拶させていただきたいんですが」<br />
「うちは…もう少し落ち着いてからで…」<br />
「分かりました。時期が来たら教えて下さい。」<br />
「はい。ありがとうございます」<br />
<br />
「独り暮らしでしょ？たくさん持って行ってね。どうせこの子、たくさんおごちそうになってるんだから、気にしないでね」<br />
「ありがとうございます～すごく助かります！」<br />
「また遊びにきてね。」<br />
「じゃあ、送ってくるから。遅くなるから先に寝ててくれ」<br />
<br />
<br />
「まさかの大歓迎だったよ」<br />
「不安、解消できましたか？」<br />
「うん、ありがとう。ご両親、ほんと理解あるすごい方だね」<br />
「親も学生結婚なんで、好きな人と結婚するのが一番だと思ってるらしいです」<br />
「そうなんだ、どおりで若い…」<br />
「俺は、今にでも入籍したいですけどね」<br />
「ま、まずは、学校になれてから！」<br />
<br />
「手、繋いでもいいですか？」<br />
「なんだ～そんなことか～難しい顔してるからなにかと思ったよ～ふふ、顔真っ赤だ」<br />
「女性と手を繋ぐなんて初めてで」<br />
「あ…私からもお願いがあって…敬語じゃなくて、ノブたちに話すように話してほしいな～って…」<br />
「なんだ、そんなことですか。急には変えられないから、徐々にな」<br />
「そんなことじゃないよ～」<br />
「手、おっきいね」<br />
「マヤさんは小さい。折れないか心配です」<br />
「折れないって」<br />
「マヤさんは小さいし、誰にでも親切だだし、キレイだし、ちょっと抜けてるし…心配だ」<br />
「うわ…やられた…そんな愛しそうにみないで…まぶしい」<br />
<br />
「清田？と、彼氏…？あれ、弟くんのキャプテン…？」<br />
「あ、久しぶり～偶然だね。あ、会ったことあったね～なんか照れる」<br />
「え、付き合ってるの？キャプテンと？」<br />
「うん。そうなの。」<br />
「私が高校卒業したので、やっと付き合ってもらえました。」<br />
「卒業か、おめでとうございます。キャプテン、年上好きなんだね。でも、早めに解放してあげないと、清田もアラサーだからな。」<br />
「結婚するので、ご心配には及びません」<br />
「あ、すぐじゃないよ！仕事辞めないから心配しないでね」<br />
<br />
「びっくりしてたね…こりゃ明日は質問責めだな」<br />
「俺としては、嬉しかったです。彼氏として紹介してもらえて。あの人、以前会ったときマヤさん狙いだったので、牽制できました」<br />
「え～そうかなぁ」<br />
「そうです」<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>naco</name>
        </author>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://naconaco.omaww.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/slam%20dunk%E3%80%80%E6%B8%85%E7%94%B0%E5%A7%89%EF%BC%92" />
    <published>2019-06-01T01:21:55+09:00</published> 
    <updated>2019-06-01T01:21:55+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>SLAM DUNK　清田姉２</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[> マヤ ２５<br />
> 牧 １８<br />
> 神 １７<br />
> 信長 １６<br />
><br />
<br />
マヤ ２９<br />
牧 ２２<br />
<br />
<br />
「おはようございます。清田の姉です。今日は監督さんの代わりに引率させていただくことになりました。よろしくお願いします！」<br />
「高校なんて久しぶり～」<br />
「７年ぶりだな姉ちゃん」<br />
「うるさい。ほら、いってきな」<br />
「ごめんね、私スコアとか全く分かんなくて…何もお役に立てず」<br />
「向こうをマネージャーがうちの分も付けてくれるそうなので、大丈夫です。マヤさん、試合みるの初めてでしたよね。良かったら見ててください。頑張ってきます」<br />
<br />
「今日の牧さんすごかったな」<br />
「マヤさんいるから張り切ったんだよ。相手は赤木さんも木暮さんもいないし、桜木はまだ復帰してすぐだしね」<br />
「おい！その美女は誰だ！」<br />
「俺の姉ちゃん」<br />
「野猿の、お姉さんだと…？！」<br />
「ジィなんかより、この桜木にしたほうがいいですよ、お姉さん。天才、桜木をぜひ」<br />
「あなたね～牧くんをジィって呼んでる子。面白い」<br />
「な…ジィめ！こんなキレイな人に牧くんなんて呼ばれて…」<br />
「すみません牧さん、花道が失礼しました」<br />
「いや…今日はありがとう。赤木たちの抜けた分、頑張ってくれ」<br />
<br />
「面白い子だったね、桜木くん？」<br />
「ああ…あいつはこの前バスケを始めたばかりなのにインハイまでいって、すごい奴なんです」<br />
「ほんとに天才だ！」<br />
「マヤさん、今日はありがとうございました。助かりました。」<br />
「初めてみんながバスケしてるとこみてね、すっごくかっこよかったよ。またみたいな。今度は応援に行こうかな。家族枠、ってアリかな？あ、また大人が必要なときは協力するからね」<br />
「引率が必要ってのもそうなんですが、今日、俺の誕生日だったんです」<br />
「えええ、初耳だよ！お祝いしないと！え？１８歳？おめでとう！プレゼント…貝殻…？」<br />
「マヤさんがいてくれて幸せでした。」<br />
「やだな、大げさだよ」<br />
「１８になったんで、言わせて下さい。好きです。高校卒業したら俺と付き合って下さい」<br />
「ちょっと、牧くん、早まるな。お姉さんは君の７つ上だ。若い子にいきなさい」<br />
「マヤさんは大人なので、迷惑にならないよう１８になるまで待ちました。卒業までは我慢します。年の差なんかで諦めさせるのは不可能です。結婚を前提に付き合って下さい。」<br />
「私、もうアラサーだからね、牧くんが２２のとき２９だからね。あ、医学部なら卒業したときもう３０すぎてるからね。ほら冷静になって。親御さんも反対するって」<br />
「卒業式でもう一度言います。でも…合コンには行くなよ。誕生日プレゼント、その約束でよろしくお願いします。」<br />
「ええ…」<br />
<br />
<br />
「牧くんの卒業パーティー…っていうか鍋パね。こんなんでいいの？」<br />
「このメンバーで姉ちゃんち！ってのがいいんだろ。アットホームで」<br />
「はいはい。あんたは肉が食べられればどこでもいいんでしょー」<br />
「親が肉持たせてくれました。お世話になってますと伝えるように言われました」<br />
「わあ！松阪牛！すごい～ノブ！うちじゃ食べられないお肉だよ、良かったね」<br />
「おいしい…」<br />
「改めて、先輩卒業おめでとうございます。大学でも頑張って下さい」<br />
「ああ、部を頼んだ」<br />
「はい」<br />
「いい話やぁ…」<br />
「姉ちゃん酒飲んでんの？」<br />
「君たちはまだジュースです」<br />
「ちょっとくらいいーじゃん」<br />
「ダメ」<br />
「じゃ、そろそろ帰りなさーい。遅くなるよ」<br />
「はい。あ、片付け」<br />
「俺が手伝うからいい。電車だろ、二人は先に帰れ」<br />
<br />
「牧くんお片付けも上手よね…」<br />
「そうですか？」<br />
「いい旦那さんになるよ～」<br />
「マヤさん、合コン行かなかったですね」<br />
「…なぜ知っている…悪魔の証明って知っているかい。酔い冷めた…」<br />
「マヤさんはすぐ顔にでますからね。見てれば分かります。」<br />
「誕生日プレゼントだったからね」<br />
「マヤさん」<br />
「せ、正座…！あ、はい、ちょっと待って、正座正座…はいなんでしょう」<br />
「俺と結婚前提に付き合ってください」<br />
「や、でも、これから大学で素敵な人に出会うかもよ、若くてかわいくて賢くて」<br />
「マヤさん！本気です」<br />
「…ズルいよ…こんなに好きにさせといて…」<br />
「PGは作戦を立てるのも仕事ですから」<br />
「うん…よろしくお願いします」<br />
<br />
<br />
<br />
「わ、牧さん！お久しぶりっす！どうしたんすか家にくるなんて！偶然近く通りかかったとか？上がってください！今日、姉ちゃんが彼氏連れてくるらしくて！！一緒に見ましょうよ！」<br />
「ごめんね、紳一くん、いつもいつもノブが…」<br />
「いや、なれてる」<br />
「へ、紳一くん…？え？」<br />
「ささ、上がって上がって」<br />
「へ？まさか、姉ちゃん、牧さんと？？え、姉ちゃんの彼氏って牧さん？！」 「うちで何度も会ってたじゃん…」<br />
「ええ、近いからご飯食べにきてたんじゃなかったんすか？！」<br />
「それはお前だけだ」<br />
「はじめまして。牧紳一と申します。」<br />
「ノブの高校のときのバスケのキャプテンよ。」<br />
「覚えてるよ…え、マヤの彼氏ってキャプテン？」<br />
「結婚を前提にお付き合いさせていただいております。ご挨拶が遅れて申し訳ありませんでした。」<br />
「紳一くんはね、すぐ挨拶したいっていってくれてたんだけど、未成年だったし、大学出てからにしよう！って私が言ったの！あ、未成年っていっても高校卒業してからね！あと、大学はまだ卒業してなくて、でも学部は終わったから、それで」<br />
「海南大医学部の５回生になりまして、今度アメリカに留学することになったので、その前に結婚のお許しを頂きたく参りました。あ…こちら、どうぞ」<br />
「あら～あらあら～どうぞ貰ってください！もう、この子ったら２９にもなってなにもないからすごく心配してたんです」<br />
「それは、アメリカに連れて行くということ…でしょうか」<br />
「ご両親さえよければ、ぜひ結婚して、一緒にいければと」<br />
「っていうか、私、アメリカ赴任決まりそうで、紳一くんが私に合わせてくれたの。ちょうどいいタイミングだし」<br />
「あ…そう…」<br />
「そちらの親御さんは大丈夫なんですか？年とか気にされてません？」<br />
「はい。心配はされましたが、私の性格はよく分かってくれていますので。早めに結納をさせてほしいそうです」<br />
「式挙げるくらいの貯金あるから心配しないでね」<br />
「娘をよろしくお願いします」<br />
<br />
<br />
「やっぱりジィの彼女だった！」<br />
「付き合い始めたのは卒業してからって言ってたでしょ」<br />
「俺の勘は当たった…ふふふ」<br />
「私もびっくりなのよ。紳一くんなら選び放題なのに」<br />
「でも、牧さんみたいな人ってなかなか女性を好きにならないんじゃないですか？で、好きになった、一直線」<br />
「そうみたい…」<br />
「帝王ですからね、自分が認めた女性だけ見つめていられるんですよ。」<br />
「いやあ、お恥ずかしい」<br />
「おめでとうございますマヤさん。」<br />
「ありがとう彩子ちゃん…」<br />
<br />
「マヤさん、実は、マヤさんはバスケ部の有名人だったんですよ」<br />
「えーなにそれ」<br />
「ランニングのときたまにすれ違ってたでしょ？まだ信長が入学する前から、キレイな人がいるって話題になってて、マヤさんが見られたらきっついランニングもやってよかった～とかなってました」<br />
「うそだー」<br />
「先輩、そのころからずっとマヤさんのこと好きだったんですよ」<br />
「おい、神！やめろ」<br />
「ええ、初耳！」<br />
「だから、浮気とか多分あり得ません。安心して下さい」<br />
<br />
<br />
「結婚、しちゃったねえ…人妻か」<br />
「そうだな。やっと捕まえた。長かった」<br />
「ほんとに私で良かったの？私すぐ老けるよ？」<br />
「一緒に年をとるんだよ。シワシワのお婆さんになってもずっと愛してる」<br />
「あー、幸せだなあ」<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>naco</name>
        </author>
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    <id>naconaco.omaww.net://entry/95</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://naconaco.omaww.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/slam%20dunk%E3%80%80%E6%B8%85%E7%94%B0%E5%A7%89%EF%BC%91" />
    <published>2019-05-31T23:51:16+09:00</published> 
    <updated>2019-05-31T23:51:16+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>SLAM DUNK　清田姉１</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[マヤ ２５<br />
牧 １８<br />
神 １７<br />
信長 １６<br />
<br />
<br />
<br />
ランニングの時、たまにすれ違うお姉さん。会えた日は、どんなに練習が辛くても、ラッキーな１日だったと眠りにつける。<br />
<br />
<br />
「あれ、姉ちゃん！マヤ姉！」<br />
「ノブ、部活終わったの？久しぶり～元気そうだね」<br />
「あ、こちら部活のキャプテンと先輩！」<br />
「信長の姉のマヤです。弟がいつもお世話になって…大変でしょう」<br />
「キャプテンの牧紳一です…」<br />
「神宗一郎です」<br />
深々と挨拶を交わす三人<br />
「姉ちゃん仕事帰り？こんなおせぇの？」<br />
「うん、繁忙期なの。でももうすぐ終わるから、そしたらうちに遊びにおいで」<br />
「やった！焼き肉ね！」<br />
「薄給一人暮らしに贅沢いうなぁ」<br />
「牧くんも、神くんも、遊びにきてね。ノブがお世話になってるお礼になんかご馳走させてね」<br />
<br />
<br />
「信長、お前、お姉さんいたんだ」<br />
「はい、マヤ姉が一番上で、真ん中にもう一人いますよ！」<br />
「…お姉さん、キレイだな」<br />
「えーそうっすかね？９も違うんで、姉ちゃんっつーか小さい母ちゃんみたいで、そういうの考えたこともなかったっすね！」<br />
「７つ上か…」<br />
「８つ上か…」<br />
「大学生かと思っていた」<br />
「姉ちゃんのこと知ってたんすか？」<br />
「ランニング中、たまにすれ違ってたからな。」<br />
「ああ、家ちかいんすよ。俺が海南行くってなったんで、転勤のタイミングでこっちきてて、そこら辺歩いてたかもっすね」<br />
<br />
<br />
「なんか落としたよ～」<br />
「すみません…マ…清田のお姉さん！お久しぶりです」<br />
「あれ、ノブの…牧くん！お久しぶりです。部活こんなに遅いの？大変だね」<br />
「いえ、もうすぐ試験なので残って勉強してました。」<br />
「偉いねぇ…ノブなんか、スポーツ推薦だからってなにもしてないらしくて…母から愚痴がすごいのに…」<br />
「今度言っておきます。お姉さんは今日も残業ですか？」<br />
「そうなの。来週までかな。早くいつものズボラ生活に戻りたくて」<br />
「それは…お疲れ様です」<br />
「そうだ、私の残業地獄と、牧くんたちの試験が終わったら、焼き肉しよ。お肉いっぱい買っとくから」<br />
「ご迷惑では…」<br />
「お店に３人連れてく財力はないけど、おうち焼き肉くらいなら大丈夫！ノブのお世話大変でしょ…すっごく分かるの…良かったらお礼させて下さい」<br />
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて」<br />
<br />
<br />
「ってことで、ノブ、土曜日、部活終わったらおいでよ。」<br />
「やった！楽しみ！姉ちゃんサンキュ！」<br />
<br />
「ごめん、昨日から熱だしちゃって、今日の焼き肉できそうにないわ。先輩たちにも謝っといて…」<br />
「って、メッセ来てました。すんません」<br />
「いや、俺たちはいいんだが、お姉さん大丈夫か？一人暮らしだろ」<br />
「姉ちゃんしっかりしてますから！」<br />
「ちょっと待ってろ」<br />
<br />
「姉ちゃん、生きてる？差し入れ」 「え、ノブ、あんたそんな気遣い出来るようになったの…大人になって…」<br />
「や、牧さんが持たせてくれた。ポカリは神さんから」<br />
「牧くん、すごいね、さすがキャプテン…神くんも、後輩の姉まで面倒見てくれるなんて…ありがたや…」<br />
「来週焼き肉な！先輩たち心配してたから、早く治せよ」<br />
「うん～サンキューノブ」<br />
<br />
「完全復活したらしいっす。土曜日空いてるかって言ってます」<br />
「じゃあ、神、お邪魔させてもらうか」<br />
「そうですね。楽しみだな」<br />
「伝えときまーす」<br />
<br />
「いらっしゃい～狭いけど、どうぞ上がって下さい」<br />
「先週はごめんね、差し入れもありがとうございました。助かりました。」<br />
「残業続きだと、備蓄がなかったらと心配になりまして。お役に立てたなら良かったです。」<br />
「すごい…この気遣い…ノブと２つしか変わらないなんて信じられない」<br />
「おせっかいかと思ったんですが、元気になられたようで安心しました」<br />
「今日はお肉いっぱい用意したから、いっぱい食べていってね。あんまりいいお肉じゃないけど、うふふ」<br />
「お姉さん、料理上手ですね。味付けが…」<br />
「ノブがねえ、小さいころ全然食べなかったから、研究したの。今じゃ信じられないけど。誉めてもらえて嬉しいな」<br />
「お前、お姉さんに迷惑ばっかりかけてきたんだな…」<br />
「え？なんかいいました？」<br />
「いや、いい」<br />
<br />
「気をつけて帰ってね～また遊びにきてね～」<br />
「いいお姉さんだな」<br />
「お前、あんまり迷惑かけるなよ」<br />
「マヤ姉、なかなか悪くないとおもうんすけどね、彼氏なんでいないかなあ。母ちゃんが心配してて」<br />
「彼氏、いないのか」<br />
「…彼氏いたら、信長じゃなくてそっちに連絡しますよね。風邪引いたときなんか特に」<br />
「そうだな」<br />
<br />
<br />
「牧くん、お勉強？すごいね」<br />
「マ…清田のお姉さん、ご無沙汰してます。」<br />
「ランニング中はたまにすれ違うけどね、お久しぶりです」<br />
「図書館、よく来るんですか？」<br />
「たまにね。牧くんは？」<br />
「俺は部活が早く終わった日に、たまに来ます。」<br />
「ノブから聞いたよ、牧さんはバスケもすごいけど勉強もすごいんだって。頑張ってるね。いつまで勉強するの？」<br />
「５時くらいには終わる予定です。」<br />
「私もしばらく本読んでるから、終わったら、声かけて。お茶おごっちゃう」<br />
「あと、マヤさんって呼んでね」<br />
「はい」<br />
<br />
「マヤさん！終わりました！そちらは？」<br />
「お、じゃあ借りてくる。ちょっと待っててね」<br />
「勉強するとお腹へるよね。糖分とカロリー補給しないとね」<br />
「いつもすみません。実は空腹でした」<br />
「ノブは学校でいい子にしてる？牧くんの言うことなら聞いてそうだけど」<br />
「あいつは、ええ、人の嫌がることはしませんから、大丈夫です」<br />
「牧くんって、ほんと大人。海南のキャプテンやれる人ってすごいんだなってびっくりしちゃうよ」<br />
「まだまだ未熟です。所詮高校生ですから。ついてきてくれるチームメイトのおかげですよ」<br />
「うーん…すでに大企業の部長クラスの余裕があるわ…」<br />
「…そんなに老けてますか」<br />
「違う違う、ごめんね。器が、違うって言いたかった」<br />
「老けてる老けてると色んな人に言われるんですが、最近ジィなんてあだ名をつけられまして」<br />
「なにそれ！ジィ！それは気にするよねぇ。思春期の子になんてことを。まあちょっと高校生には見えないけど、素敵なお兄さんって感じだよ」<br />
「そうですか。」<br />
「牧くん？」<br />
「早く大人になりたいと思っただけです」<br />
「あー、受験はね～、辛いよねえ。どこ受けるの？勉強しなくても牧くんなら推薦いっぱいもらえるんじゃない？」<br />
「海南大にそのまま上がる予定ですが、医学部なので成績は落とせないんですよ。」<br />
「え！お医者さんになるの！？てっきり体育大に進むのかと…」<br />
「親が海南病院の理事なんで、成績落とさないのを条件にバスケさせてもらってるんです。」<br />
「えええ、超お坊ちゃまじゃん！でも納得したよ。なんでも頑張ってきたんだね。だからそんなにしっかりしてるんだねえ…忙しいだろうけど、大学でもバスケやってね。」<br />
「はい。両立させます」<br />
「はー、牧くん女の子にモテモテでしょう。バスケ上手で、しっかりしてて、面倒見よくて、礼儀正しくて、頭もよくて、かっこよくて、将来はお医者さん…なに、完璧超人」<br />
「この通り老け顔なんで、残念ながらモテません。」<br />
「うそだあ、わかった、大学入ったらモテモテになる。これ予言ね。」<br />
「俺は、一人の人が、俺のことを好きになってくれるほうが嬉しいです」<br />
「それって…」「好きな子いるんだ？」<br />
「マヤさんはどうですか？」<br />
「私？見ての通り彼氏もいないし、出会いもなくて…もう２５なのに…どうしよう…そろそろ友達の結婚ラッシュが…頭痛い」<br />
「焦って変な男に捕まったら目も当てられません」<br />
「そうだね。実は、来週合コンに呼ばれてるのよ。いい出会いあるといいな～」<br />
<br />
<br />
「姉ちゃん！なにしてんの！？」<br />
「ノブ。牧くんと神くんも、お疲れ様～」<br />
「今日、なんか、感じ違いますね」<br />
「分かる？？今からね、合コンなの！っていっても、会社の人たちだから、いつもの飲み会と変わんないんだけど…」<br />
「なに、俺も行く」<br />
「は？姉の合コンについて来るって、どんなシスコンよそれ」<br />
「腹へったの！ね、牧さん！」<br />
「ああ、まあ腹はすいてるが…」<br />
「行く！連れてってくれないと父さんはチクる」<br />
「やめてよー」<br />
「連れて行くと言え！」<br />
「あれ？マヤ、久しぶり～って、デカいの連れてるね…」<br />
「弟とその先輩…偶然会っちゃって」<br />
「俺も飯いくうううう！」<br />
「…グゥ」<br />
「…３人追加でお願いします…ノンアルだからね！二度とないからね！もう、絶対違う駅でやる」<br />
<br />
「いいんですか？」<br />
「君たちも、親御さんには連絡しててね…１０時前には帰るからね…お代は気にしないでいっぱい食べなさい…」<br />
「合コンかあ、初めてみるなあ」<br />
「ってことで、弟がついて来ちゃいました。すみません。隣で静かにさせときますんで」<br />
「いいよいいよ、一緒に食べよう。みんなデッカいね！いっぱい食べてくれ。マヤちゃんの弟くんだったら仲良くさせてほしいのはこっちの方だし」<br />
「姉ちゃん狙いっすか？」<br />
「お姉さん人気あるんだよ。難攻不落だけど、そこがさらにグッとくるというか」<br />
「ちょっと止めてよ、冗談吹き込まないで。家で広められるんだから」<br />
「このとおり、相手にしてくれないんだ。今日も、後輩から頼まれて飲み会セッティングしたんだよ。清田さんと話したい～って、あいつ」<br />
「へえ」<br />
<br />
「清田先輩、俺本気なんです。明日デートしてくれませんか？映画行きましょう。先輩が観たがってたやつ」<br />
「うーん…あれは観たいんだけど…」<br />
「すみません、今週は試合について来てくれることになってるんです。引率がいなくて」<br />
「牧くん？」<br />
「もう遅いんで、我々は失礼します。ご馳走になって、ありがとうございました。おい、清田、帰るぞ」<br />
「あ、じゃあ私も帰るよ。駅まで送ってくる。また来週～」<br />
<br />
「すみません、勝手に嘘ついて。反省してます。」<br />
「いいよいいよ、むしろ助かっちゃった。あの子いい子なんだけど、期待させたら悪いから…」<br />
「あの、もし都合がよければなんですが、本当に引率してもらえませんか？監督から今メールが来て…ぎっくり腰で倒れたそうで…」<br />
「それは…また、いいタイミングだったね」<br />
「すみません」<br />
「いいよ、弟の部活でもあるんだし、甘えてください。どこ行くの？」<br />
「湘北です。湘南のほうなんで、電車でいく予定です」<br />
「わあ、海見れるね！」<br />
「試合おわって、多分時間あるんで寄りましょうか」<br />
「わ、嬉しい！役得だねえ」<br />
「じゃあ、監督にはその旨伝えておきます。マヤさん、ありがとうございます。また明日」<br />
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    <published>2019-05-25T14:11:33+09:00</published> 
    <updated>2019-05-25T14:11:33+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>夢の桟橋2</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[夢の桟橋2<br />
<br />
<br />
「私、仕事やめようと思う」<br />
「やめ…られるのか？」<br />
「来年任期切れるから、もう代表は引退」<br />
「そうだったな、お疲れ様」<br />
「まだ一年あるから。お祝いは来年してね」<br />
「で、この前の返事なんだけど…」<br />
「今か？」<br />
「じゃあ来週会ったときにする」<br />
「いや、もういい、なんだそれは」<br />
「目ざとい」<br />
「俺がはめたかった」<br />
「マリッジはイザークがはめて」<br />
「今から仕事だろ？はめていくのか？」<br />
「だめ？一応、内輪の会議だからプレスはいない」<br />
「いや、嬉しい。愛してる」<br />
「私も愛してる。じゃあ、行ってくるね」<br />
<br />
「私、結婚しようとおもってるんです」<br />
「それは…おめでとうございます」<br />
「相手はイザークか？あの記事本物だったんだな」<br />
「えへへ、私も任期終わりですし、先に皆さんにはご報告させていただきました。」<br />
「おめでとう、いつから付き合ってたんだ？」<br />
「二年前…？」<br />
「あー、あの会議のときか」<br />
「ちょっとご相談なんです…私達が公式に出会ったのはあの会議だと世間は認知するはずなんですが、クルーゼからエターナルに逃がしてくれたのが彼なんです。情報は残ってないと思うんですけど」<br />
「なるほど。地球代表のイオリさんとジュール議員の結婚…」<br />
「カガリとアスランの結婚で、ナチュラルとコーディネーター間の交流が活発化しました。ましてや私達は交戦経験もある敵同士だったので、役に立てないかと思ったんです。彼も賛成してます。まあ、私がコーディネーターなのは周知ですから、そこらへんが心配ですが…」<br />
「任期期間中に結婚式を大々的に行うのはいかがでしょうか。世界中から注目されます。人種より、敵同士だった二人が分かり合い、愛し合うことを強調していきましょう。イオリさんはハーフですので、そこも」<br />
「式場は地球かプラントか…で揉めるより、月で行うのはどうでしょう？」<br />
「ありがとう、それを考えてました。」<br />
「テロも防ぎやすい」<br />
「発表はいつにする？」<br />
「それより希望の挙式日はありませんか？」<br />
「退任半年前に、私のバースデー休暇ありましたよね？そこで」<br />
「ちょうど外遊中ですね。スタッフ的にも助かります。」<br />
「ならば発表はその一年前だな。イオリ、その指輪、あと少しガマンしていろ」<br />
「了解」<br />
「半年でプラントと協議しよう。式のコーディネートは…」<br />
「わたくしにお手伝いさせてくださいな」<br />
「決まりだ」<br />
「じゃあ私は、非公式なパーティーを担当したい。イオリがしてくれたように、近しい者たちだけで。結婚式の前に、プラント代表団のオーブ訪問があるだろう。そこで、どうだ」<br />
<br />
「イオリ」<br />
「フラガさん」<br />
「おめでとう。それだけ言いたくて。俺もパーティーに参加してもいいか？式は、きっと俺は警備で無理そうだから」<br />
「お子さんも連れて、マリューさんといらして下さい。」<br />
「あの！フラガさん！大好きでした！ずっと助けてくれてありがとう！これからも、いい友人として」<br />
「ああ、大切な妹だからな。泣かされたらうちに帰ってこい！」<br />
「大丈夫。私、強くなったから。もう泣き虫イオリじゃないんです」<br />
「なら、安心だな」<br />
<br />
「半年か。うちのほうも、同じような話になっていた。スムーズにいきそうだな。」<br />
「ねえ、変じゃない？きちんとした私服なんてひさびさで…」<br />
「女性は大変だな」<br />
「ちょっと！」<br />
「とっくの昔に知り合いなんだからそう緊張しなくてもいいだろ」<br />
「だって、仕事で会うのと、息子の結婚相手は違うよ」<br />
「結婚しない強情息子にやきもきしてるのは母上だからな。まあ、見ていろ。問題ない」<br />
<br />
「びっくりしたわ、イオリさん連れてくるから。いつから付き合ってたの。」<br />
「二年前に仕事で案内して、それからです。何度も戦場では会ってましたが」<br />
「二人は戦ったこともあるでしょう。まさかよ。おめでとうイザーク、イオリさん、これからも息子のことよろしくね」<br />
「戦ったから分かることがあるのかもしれません。とても優しい人です。厳しいけど。エザリアさん、こちらこそどうぞよろしくお願いします。」<br />
<br />
「いい家。このお坊ちゃま」<br />
「うるさい。同居はしないぞ」<br />
「えっ」<br />
「お前の母上好きは知っているからな。写真集持ってるだろ」<br />
「なんで知ってるのよ…地球の…オフィスにおいてるのに…」<br />
「アスランから聞いた」<br />
「あのガキ…」<br />
「俺も結婚したらしばらく休暇をとる。1年か2年」<br />
「プラントはいいわねー、休暇が充実してる。」<br />
「パンのみに生きるにあらず、だからな」<br />
<br />
「フラガさんと少し話してね。ちゃんと大好きだったこと言えたよ。」<br />
「…頑張ったな」<br />
「吐き出してもいい？聞きたくないことかも」<br />
「受け入れるといったろ」<br />
「14のころから、ずっと大好きだったの。こんな愛し方されたい、ってのがいつの間にかこの人に愛されたいって変わっていった。でも、愛されたい、守られたい、そればかりだった。今も、イザークに対してそういうところがあるとおもう。もらってばっかりで、返せてないかもしれない。でも、あんたを選んで、愛したいと感じて、笑っていて欲しくて、フラガさんのときとは違う気持ちを持てた。愛してる。」<br />
「正直にいうと、彼には嫉妬もしているが…プラントには処女崇拝文化はないし、俺個人にもない。お前が気にしてることは気にならない。極限状態のあの頃より、平和な今、選ばれた余裕もある。そして、真面目なくせにめんどくさがりなお前が結婚なんて面倒で縛られる選択をしてくれたことを誇りに思っている。愛してくれている。俺も愛してる。他に不安は？」<br />
「…ない…」<br />
「お前の育ち方だと、すぐ不安になるのは仕方ないんだ。その都度俺に言え。安心させてやる。いつか不安にならない日が来る」<br />
「…うん」<br />
<br />
<br />
フラガさんは私にとって夢の桟橋のような人だった。大海原へ飛び出すときに、船まで導いてくれるひと。後ろを振り返ると、橋は消えて、もう元の場所へは戻れない。霧の中にうっすら見える、幻と現実の境目。子供時代の終わり。<br />
私はフラガさんを愛し、愛され、傷付けて、海へ飛び出し、やっと自分で生きる覚悟ができた。私はもう子どもじゃない。自分の足で生きていける。<br />
命を守ってくれた彼に感謝して、お互い別々の幸せを、もうとっくに手にしていた。<br />
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    <published>2019-05-25T11:39:30+09:00</published> 
    <updated>2019-05-25T11:39:30+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>種　うまく行かなかった話　夢の桟橋</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[イオリ→←フラガ<br />
でもダメだった話→イザーク<br />
<br />
<br />
二人とも29歳<br />
<br />
夢の桟橋<br />
<br />
私はね、と彼女は話し始めた。終戦後、数年ぶりに再会した彼女は少し大人びていて、年齢的には立派な大人になっていたが、その心が不安定なのは一目で分かった。会議のあとの一晩の余暇。余暇といっても、パーティーに出席して、ホテルにもどり、朝食後はすぐ移動だ。一週間プラントで様々な会議に出席したあとは、地球に戻る。<br />
元地球連合軍、現地球平和維持軍の代表の一人を務める彼女とは、友人の友人であり、代表のアテンド役だと思われているが実は違う。ラウ・ル・クルーゼが非公式にアラスカから彼女を連れ去った際、内密に世話係をしたことが、二人の出会いだった。<br />
お互いの無事や動向はメディアを通じてなんとなく知っていたが、再会を果たすまで何年もかかった。<br />
彼女が捕らわれていたとき、彼女には愛する男がいた。しかし今回、彼は側にいなかった。<br />
<br />
「私はね、守ってくれる大人の男性が欲しかったの。父親みたいに…いえ、父親にしては若すぎたわね。お兄さんみたいに愛してくれて、守ってくれて、あの人がいるから、安心して戦える。そんな人だった」<br />
<br />
彼女はまとめていた髪をほどくと、頭を振って根本をほぐした。血行が良くなったのか、頬に赤みが差した。<br />
<br />
「あれから、彼と付き合ったの。ちゃんと、想いを伝えて、彼も特別な愛情をくれた。でも、ダメだったの。私が欲しかったのは彼の健全な愛情じゃなくて、血縁の小さな子どもにしか向けられない、聖なる愛情だった。彼は頑張ってくれた。でも、ダメだった。私は成長しないと人を幸せに出来ない、私も前に進めないって気付いて、別れた」<br />
<br />
「彼は砂漠の、復興部隊を志願したわ。あそこはアークエンジェルが…私たちが滅茶苦茶にした地域でしょ。ずっと気になってみたい。私の支えになってくれてたから行けなかったけど、別れたから。そこで、ある人と再会して、幸せにしてるみたい。」<br />
<br />
「私は、男の人に支えられるんじゃなくて、自分で自分を支えられるようになりたくて、しばらく人を好きにならないって決めたの。少しはマシになった。仕事は、アシスタントに頼るけど。」<br />
<br />
あなたはどうだったの？彼女は最後の一口を飲み干して聞いた。同じものを注文したので、自分の分も頼んだ。<br />
<br />
「俺は、最初は軍に残って再建活動に携わった。後進が育ったので、軍は辞めて評議会入りだ。」<br />
<br />
「それはみんな知ってる。」<br />
「そうだな。じゃあもう少し個人的なことを話す」<br />
<br />
「正直、忙しすぎて恋愛や女性に本気になることはなかった。結婚…というか子どもを持つことを強く勧められたこともあったが、相手や子どもに負担をかけるのが分かっていたから断ってきた。」<br />
「相変わらず優しいのね」<br />
「俺のことをそういうのはお前くらいだ」<br />
「笑顔がないからよ」<br />
「そうか？笑っているつもりだが」<br />
「うーん、もっと大げさにやらないと、伝わらない。ディアッカくらい分かり易いといいのに」<br />
「アスランは俺と同じくらい無表情だろう」<br />
「彼はもとが柔らかい顔立ちだし、抜けてるからイザークとは違うのよ」<br />
「なんだ。10年ぶりに会って言うことか」<br />
「あのときも、あなた優しかった。敵同士だったけど信頼して背中預けられた。戦ってたときは、めちゃくちゃ邪魔だったけど」<br />
「俺もだ。でも、殺さないでいられて良かったと思っている。こうして話せた」<br />
「老兵の再会ってかんじ。乾杯」<br />
「まだ若い。乾杯」<br />
「だめよ、私、年上好みなの。知ってるでしょ。」<br />
「そうか？俺も、あのときの彼と同世代になったんだが」<br />
「じゃあ、私、精神的に成長できたのね」<br />
「まあ、気長に口説く。まだ若い。」<br />
「え、本気？」<br />
「本気じゃなけりゃ、こんな夜更けまで残業しない。この仕事も自分から引き受けた。やっと、お前に釣り合う身分になったはずだ。お前にパートナーがいないならエントリーさせてもらおうと思ってた。」<br />
「あの…私、当然バージンじゃないけど」<br />
「なにか問題が？」<br />
「ああ…地球の上流階級ではまだたまにね」<br />
「石器時代だな。チェック」<br />
「どこいくの」<br />
「そろそろクローズだ。部屋で話そう」<br />
「ちょっと、私の気持ちは？」<br />
「何年俺のこと考えてた？」<br />
「なんで…」<br />
「俺がそうだからな」<br />
「あんたがアテンドだって聞いて嬉しかったわよ。でも私は昔のイオリじゃない。大人になって、わがままになった。」<br />
「お前は昔から、わがままで強情で、諦めが悪い。」<br />
「いいか、選べ。俺に愛されるだけか、お互い愛し合うか。」<br />
「愛されるのは決定事項ってこと？」<br />
「俺はお前を愛している。自分で選んで欲しい。欲しいものを掴み取れ」<br />
「なんで、そんなに自信満々なのよ」<br />
「付いてきただろ？イヤなら、自分の部屋に帰れたんだ。早く選べ。部屋に入る前に」<br />
「…私、裏切るかも。あんたの愛情試して、勝手に絶望して、逃げだすかも」<br />
「試されても困ることはないし、逃がさない。イオリの問題は理解している。お前が嫌いなお前を含めて愛している。ただし、ムリヤリ愛して、悪者にはなってやらん。お前が選んで、お前が責任をとる。裏切るのも逃げるのもお前の選択だ。」<br />
「なんで、10年ぶりの男に、こんな受け入れられなきゃいけないのよ…！」<br />
「俺が大人になるまで時間がかかった。すまない」<br />
「私、あんたを選ぶわ…」<br />
<br />
ピッと電子錠が開く。部屋になだれ込むと、ソファに彼女を押し倒した。彼女に触れたのは10年前、彼女をエターナルに引き渡した際に手を引いたときだけだ。<br />
<br />
「ずっと好きだった。彼と別れたのも知っていた。その後、誰とも付き合わないのもな。俺のことを想っていたなんてうぬぼれはしないが、嬉しかった。でも心配だった。誰か、支えてくれる人間はいるのか、心配だった。」<br />
「ずっとって、いつからよ…！」<br />
「ずっとだ。出会ったときに一目惚れした。話してみて、好きになった。だから、お前を彼の元に返せるよう動いた。ヤキンドゥーエで再会したとき、体が震えて止まらなかった。お前が地球とプラントを行き来しているときも、会いたくて仕方がなかった。」<br />
「会いに来れば良かったのに」<br />
「代表と、一兵士。下っ端議員。お前を色々なものから守れるようにならなければ会いに行けないと思ったんだ。」<br />
「バーで話したの、嘘ばっかり」<br />
「照れくさかったんだよ」<br />
<br />
<br />
「イオリ、朝だ。お姫様抱っこで部屋に運ばれたくなかったら起きて服を着ろ」<br />
「…ご飯抜きで…」<br />
「お前の部屋にルームサービスをとった。今から一緒に部屋に帰って、お前はシャワーをあびる。俺はお前の荷物と書類をまとめて、一緒に食事をとる。予定通りホテルを出る。いいな？」<br />
「了解」<br />
]]> 
    </content>
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    <published>2019-04-22T18:46:48+09:00</published> 
    <updated>2019-04-22T18:46:48+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>暁の神子　結核</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「ゴホ、ゴホ…」<br />
「郭嘉さん、風邪ですか？そういえばお咳が多いですよね」<br />
「いや…持病なんだ。」<br />
「持病ですか…」<br />
<br />
<br />
そういえば彼は軍師とはいえ、戦場に赴く者にしてはえらく線が細く、色白だった。思えば病人そのものではないだろうか。<br />
<br />
「この薬ができれば、私の病も治るかなって希望を持っているんだよ。」<br />
「…身近な方で同じ症状の方はいらっしゃいますか？」<br />
「母がそうだった。もう亡くなったけどね。…もしかすると父も…咳をよくしていたが、彼は戦死したよ」<br />
<br />
伝染病、太れず、色白になり、長年をかけて死に至る病。<br />
<br />
「…結核」<br />
「君の世界では核というのかい？」<br />
「え」<br />
「君は、この世界の人間ではないように思うんだ。専門家ではないと言っているのに、どの医師より深い知識がある。農政官より、学者より…でも、神から与えられた知識というにしては不完全だ」<br />
「それに、この世界のことは知らなすぎる。しかし遠い未来のことはよくわかるようだ」<br />
「神子殿はきっと遠い未来から来た、普通の女の子、かな」<br />
「そんなわけ…」<br />
「曹丕殿と司馬懿殿は知ってるのかい？」<br />
「…はい」<br />
「ああ、やっと分かった。君と、曹丕殿との不思議な関係」<br />
「不思議？」<br />
「彼は、君を妻だというけど、そうは見えない。守ってはいるけど、奥さんに対する接し方ではない。夫婦にしてはぎこちなくてね。」<br />
「なんで分かるんですか？」<br />
「ずっと君のことをみていたからさ」<br />
「郭嘉さんには気をつけろと言われた意味が分かりました」<br />
「私は余命短い身だ。美しいものだけを愛でて生きたいんだよ」<br />
「…薬、作ってみましょう。今作ってるものでは結核には効きません。別のものが必要です。」<br />
「作れるのかい？」<br />
「分かりません。でも、作り方は、多分、覚えてます。」<br />
「そうか…ごめんね、君に希望を見てしまうよ。小さなあなたには重たい希望だ」<br />
<br />
<br />
「結核…労咳の薬を作りたいと思います。」<br />
「やり方はペニシリンと似てますが、カビじゃなくて土壌から菌を探すことから始めます。」<br />
「その前に、結核菌を培養してもらいますが、郭嘉さんの体液を使います。郭嘉さん、痰をだして、シャーレで培養してください。」<br />
「郭嘉殿が…労咳…」<br />
「はっきり断定はできませんが、ご病状からその可能性は高いのではないか…と思います。もし労咳でなくても、この研究で郭嘉さんに効くお薬が出来るかもしれません。」<br />
「新兵器を作成しました」<br />
「ガラスで作った顕微鏡です。採取した郭嘉さんの体液ですが…これを覗いて見てください」<br />
「なにか、虫のようなものが見えます」<br />
「それが病原菌です。」<br />
「神よ…」<br />
]]> 
    </content>
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    <published>2019-04-21T22:35:27+09:00</published> 
    <updated>2019-04-21T22:35:27+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>暁の神子　続き</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「早速、父から屋敷が与えられた。そこを好きなように使えとのことだ。」<br />
「わあ！早速、子供たちを受け入れられるように整えなきゃ！見に行きたい！」<br />
「それはこちらで手配しておく。今日は医官たちが話を聞きたいそうだ。ここに呼んでいる」<br />
「そうなんだ、分かった。曹丕はお城にいくの？」<br />
「ああ、やることが山積みだ。なんだ、寂しいのか」<br />
「偉い人って、毎日お酒飲んで遊んでるって思ってたの。曹丕はよく働くよね」<br />
「そういう者もいる」<br />
「司馬懿を寄越す。分からないことは奴に聞け。」<br />
<br />
<br />
忙しいはずなのに、司馬懿を私に付けてくれるところが彼の思いやりだと感じる。曹丕の右腕である司馬懿がいなければ仕事は思うように進まないだろうに。<br />
<br />
<br />
「神子殿、私どもは曹操様の医師でございます。私は華陀と申します。これより神子殿の配下に任命されました。どうぞご教授よろしくお願いいたします。」<br />
「よろしくお願いします。私が分かることは多くはありませんが、お力になれるよう頑張ります」<br />
「私も参加させていただきたいんだけど、いいかな」<br />
「あなたは…たしかお城で…」<br />
「こちらは、曹操様の軍師、郭嘉殿だ。神子の知識にご興味がおありでな。どうしてもと仰っている」<br />
「郭嘉奉考という。麗しの神子殿とお近付きになれて光栄だよ」<br />
「はあ」<br />
「僕がいれば、直接曹操様にお願いも出来るからね。便利だよ」<br />
<br />
「ってことで、菌はだいたい１００度で死滅するので、怪我人の患部に触れるものは熱湯消毒してから使うんです」<br />
「一度沸騰させた水を使うのも、水の中の菌を殺すのですね」<br />
「はい。本当は普段の生活でも沸騰させた水を使って欲しいです。お腹壊したりしなくなります。怪我人は弱って普段より病気になりやすいですし、戦場は清潔にするのが、むずかしいので…アルコール消毒とかできませんかね」<br />
「アルコール？」<br />
「あ…お酒の成分で消毒できるんです」<br />
「お酒ならここにあるよ。飲んでみるかい？」<br />
「あー、あんまり…強くないんですね。甘酒…？私でも飲めます」<br />
「そうかい？私はこれが大好きでね」<br />
「これだと、多分、消毒にはならないと思います…もっと強いお酒じゃないと」<br />
「作ろうか？」<br />
「作れるんですか？」<br />
「ははは、神子殿、僕たちで作るんだよ。お金は曹操様が出してくれるよ。彼もお酒が大好きだからね」<br />
「…飲むためじゃないんですけど…でも、やってみる価値はありますね。完成すればもっと死傷者を減らせるはずです。」<br />
「何が必要かな」<br />
「ウイスキーとかどうかな…蒸留酒です。麦を発酵させて、蒸留してアルコール分だけ取り出します。こんな、器作れますかね？」<br />
「技官に聞いてみるよ」<br />
「…ついでに樽も用意してくれたら、少しだけ飲み物も作ります」<br />
「楽しいだな。任せてくれ」<br />
<br />
「しかし神子殿、消毒が出来るのは分かりました。私は医師として、既に病を発症してしまった者に効く薬をずっと探しているのですが、ご存知ありませんか」<br />
「抗生物質…ってことか…」<br />
「出来るか分からないのですが…青カビって集められますか？あと、こんな形の器も必要です。たくさん作って欲しいです。あと、綿花？ありますよね？」<br />
「分かった。外に必要なものは？」<br />
「芋と麦…麦はアルコールでも使いますからいっぱいです。煮沸水、紙…」<br />
「じゃあ、神子殿は次までにつくりかたを整理しておいてくれるかな。僕は物を揃えよう」<br />
「私は他の医官に協力を頼みます。調剤の上手いものを集めましょう」<br />
<br />
<br />
孤児院には恐る恐る集まった少年達が、生活を始めていた。傷痍兵が教官となり練兵をすることで、失業者対策も兼ねている。夫を失った女達には生活の世話をしてもらい、給金はないが衣食住に困らない生活を与えることになった。<br />
少年達は農村の出身がほとんどで、畑仕事は慣れたものだ。<br />
乱の間に農政官が作っていた肥料を使い、実験の場として利用している。見たところ作物の育ちも良さそうだ。<br />
<br />
<br />
<br />
「神子よ。うまくいっているようだな」<br />
「曹操様！」<br />
「ついて来ちゃったんだ。びっくりさせたね」<br />
「郭嘉から話は聞いていたが、一度この目で見てみたくてな」<br />
「いつでもいらっしゃってください。曹操様の民ですもの」<br />
「ちと、手狭になってきたようだな」<br />
「ええ、最初は怖がってた子供たちも、噂をききつけて集まってきまして…もう受け入れられない人数なんです」<br />
「医療研究室のほうも、薬作りを始めたらあっという間に狭くなってしまいましたし。陶器が作るなら職人の窯だけでは足りず…」<br />
「ほかにもやりたいことがいっぱいあるんですが」<br />
「ふむ…城をやろう。子桓に新しい領地を任せようと思っていたのだ。その城は戦で焼けてな。空っぽだ。石造りの建物だけは残っているから、少しずつ増築するといい。そこを学問の都にせい」<br />
「城…城ひとつ、学校ですか…」<br />
「足りぬか？」<br />
「なんで…」<br />
「お主の知恵に、わしも皆も希望をみているのだ。まあ、あの酒の褒美だと思っておけ」<br />
「え、あれ、飲んだんですか！まだ試作品なのに！」<br />
「いつものやつに少し混ぜてな。あれは癖になる。もっと作ってくれ」<br />
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    <published>2019-04-21T21:03:48+09:00</published> 
    <updated>2019-04-21T21:03:48+09:00</updated> 
    <category term="無双" label="無双" />
    <title>暁の神子　学校をつくりたい</title>
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      <![CDATA[「明日は神子も連れて登城するように言われた。」<br />
「え、なんで？誰に？」<br />
「父にだ。なにか思いついたのだろう&hellip;すまんが一緒に来てもらうぞ」<br />
「なんだろ&hellip;何着ていけばいい？」<br />
「&hellip;一番地味な服だ。父は女好きだからな」<br />
<br />
<br />
「久しいな、神子よ。息災そうでなによりだ」<br />
「曹操様もお元気そうでなによりでございます」<br />
「お主を呼んだのは他でもない。神子、我が軍に仕えて欲しいのだ。」<br />
「ええ、なんで私なんかを&hellip;」<br />
「それはね、神子殿<br />
今回の戦、我が軍の損失がかなり低かったんだよ。怪我人に対して死者がとても少ないんだ。君が救護所に知恵を授けてくれたおかげとしか思えなくてね。」<br />
「あ&hellip;死者、少なかったんですか&hellip;良かった&hellip;」<br />
「女人が政に関わるのは良くないと言われるが、医官たちに知恵を授けてくれんか。」<br />
「私、医者じゃありません。私に分かることしかわかりません。」<br />
「それでよい。神子の言葉は天帝の言葉。お主から得るものは多大であろう」<br />
「だったら&hellip;お願いがあります。」<br />
<br />
「戦災孤児を集める？」<br />
「はい。孤児院を作ってほしいんです。戦争で親を亡くして、一人になった子供がたくさんいますよね&hellip;そういう子たちを保護して、兵士になるための教育と、畑仕事をしたり、自分で生きていく力をつけさせたいんです。治安維持にも役立ちますし、畑も助かりますし&hellip;なにより、将来、優秀な兵を育てることが天下への道だと思うんです！」<br />
「兵を育てるか&hellip;」<br />
「学校で、そのうち医療技術や、ほかのことも教えたら、強い軍、強い国になります！」<br />
「&hellip;良かろう。なにか褒美を考えていたところだ。お主の願いを叶えよう」<br />
「あ！子供は、女の子も入れます。女の子のほうが血に強いんです。医官には女性のほうが向いています！」<br />
「女か&hellip;しかし女を戦場に連れていけん」<br />
「では、医官の半分は男子にします。城に残るのは女子。薬草なんかも教えて、結婚すれば自分の村で医者が出来るようにしたいんです。」<br />
「&hellip;分かった。だが、三分の１にせよ。結果をみて考える」<br />
「子桓の手には余りそうなだな。どうだ神子よ、わしの元にこぬか？」<br />
「父よ！神子は私の室です。いくら父にでも差し上げられぬ。無理を言うならばこの出仕、取りやめる」<br />
「冗談だ、そんなに怒るな。お前母親に似てきたな」<br />
<br />
<br />
<br />
「そんなことを考えていたのか」<br />
「塾みたいな、小さいの考えてたんだけど&hellip;つい言っちゃった」<br />
「豪胆な女だ」<br />
「私ね、今回、自分でも人のためになにかできるかもって思ったんだ。」<br />
「日本には帰れなかったけど&hellip;こっちの人たちのこと見て、身分が低い人でも子供でも、生きやすい世界にしたい。っていうか、曹丕が、結構庶民のこと考えてるの知って、私、あんたの役に立ちたいと思った。私、いつか、日本に帰るけど&hellip;そのときさ、私の残したなにかが、あんたを助けられればいいなって&hellip;」<br />
「&hellip;そうか」<br />
「うん&hellip;」<br />
「協力しよう」<br />
「うん&hellip;でさ、室ってなに？」<br />
「ぶふっ&hellip;！失礼&hellip;」<br />
「司馬懿&hellip;あとで教えておけ」<br />
「はっ」]]> 
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            <name>naco</name>
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