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牧 告白のあと1
「ずるいよ、こんなに好きにさせといて…」
「作戦を立てるのも仕事ですから」
「これからもよろしくお願いします。」
「はい。幸せにします。こちらこそよろしくお願いします。」
「…えっと…」
「じゃあ、今夜は…これで帰ります。おやすみなさい。ご馳走さまでした」
「あ・卒業おめでとう…!」
「すみません、入学準備に付き合ってもらってしまって」
「楽しいよ~」
「初デートなのにすみません」
「そういえばそうだね…よく図書館とかスーパーとかは二人で行ってたけどね。なんか不思議」
「最初に図書館で声をかけてもらったときは嬉しかったですね。お茶もご馳走になってしまって、将来お返しするので、待っていて下さい」
「いいんだよ~社会人なんだから。弟がかけてるご迷惑に比べればなんてこと…」
「清田に感謝です。今日は親から軍資金もらってきたので、俺が出します。」
「ええ、ダメだよ。私は自分で出すから大丈夫だから。それに、なんか悪いことしてる気持ちになっちゃう。ご両親に悪いよ」
「そのことなんですが、親にマヤさんのことを話したら、会いたいそうなんです。もしマヤさんさえ良かったら、うちに遊びに来てくれませんか?」
「ええ…私、門前払いされないかな…うちの息子たぶらかして!この年増女!みたいな…」
「ネットの読み過ぎですよ。俺の性格は分かってくれているので、大丈夫だと思います。それに、なにがあってもマヤさんを守りますから安心して下さい。」
「牧くん…、かっこいいわ…」
「え…」
「なかなか、大人でもそういうこと言えないよ。なんでそんなにかっこいいんだろう」
「私も、早めにご挨拶しないとなって思ってたの。都合いい日を教えて下さい。」
「じゃあ、俺も、マヤさんのご両親にご挨拶を…何度か部活でお会いしたことはありますが…」
「あー、うちは、まだいいかなー」
「そういうわけにはいきません」
「じゃあ、せめて、成人…5回生になってからとか…未成年連れて行ったら、親倒れそうで…しかも弟の先輩…」
「…分かりました。まさかとは思ってますが、別れるかもしれないし、なんて心配してませんよね?」
「…若干…?」
「俺はやると決めたことは貫く男です。マヤさんが俺を嫌いになる以外、そんなことにはなりませんし、嫌いにさせてやるつもりもありませんから、安心しててください。」
「サラッと…恥ずかしいこと言っちゃうよね…若さかな…」
「マヤさん以外には言いませんよ」
「でも!私大人だから!バイトもしてない学生にたかるつもりないから!そこは譲りません!」
「分かりました。でも自分で稼いだ分は受け入れて下さい」
「了解!」
「わ、…渋い…スーツダブルって似合いすぎでしょ」
「そうですか?父から勧められたので、これにしました」
(入学式では浮くな…)と思ったが言わないことにした。彼は老け顔を気にしているのだ。
「スーツ姿の牧くんとデートしてみたいなぁ」
「もし、良ければ入学式の日、仕事終わりに会えませんか?会社の近くまで迎えにいきます。」
「うん」
「ああああ…緊張する。ねぇ、この服大丈夫かな…愛され挨拶ワンピって雑誌を信じたんだけど」
「似合ってます」
「ただいま。マヤさんを連れてきた」
「いらっしゃい~待ってたのよ、あなた、いらっしゃったわよ」
「はじめまして!清田マヤです」
「さあ、上がって」
「覚悟してたけど豪邸すぎない」
「親父の力で、俺の能力じゃないので、気にしないでください」
「マヤさん、紳一がいつもお夕飯ご馳走になってありがとうございます。夏頃から嬉しそうにかえってくるから、春が来たのかなって思ってたのよ」
「そんなに顔にでてたか?」
「俺でも気付いたからな。バレバレだ」
「この前も言ったとおり、将来マヤさんと結婚する予定で付き合ってる。出来るだけ早く、マヤさんを安心させたい。」
「それがいい。年頃の女性を待たせるのは良くないことだ。学生結婚でもいいぞ。応援しよう」
「あの、いいんですか?結婚とか…私、7歳も年上ですし、普通の社会人ですし、もっと反対されるじゃないかな~って覚悟してきたんですけど」
「マヤさん、この子はね、昔から頑固で頑固で。言い出したら初志貫徹。親がさせてもらえるのは応援くらいで。」
「はあ」
「突然バスケに目覚めてからは、バスケ一筋で、でも私のために医学部にいってくれてね。とても大変だったとおもう。私は帰宅部だったが、浪人して医学部に入ったんだ。それだけで紳一の努力がわかる」
「はい」
「そんな紳一が、結婚したいと思った人だからね。むしろ、紳一の思いに応えてくれて感謝してるんです。」
「デート代を出させてもらえない、と嘆いてるのを見まして。社会人の女性が、高校卒業したばかりの男と付き合うのは勇気もいったはずです。いままでも、引率や、食事のお世話になっていて、親として、とても感謝しています。」
「いえ…弟がお世話になってますから、当然です…」
「年の差を気にされる気持ちは分かりますが、私たちは息子が愛する人を見つけたことが一番なので、反対も邪魔もしません。」
「ありがとうございます」
「部活もまだ続けるそうなので、とても忙しい日々になると思います。支えてやって下さい。多分バイトをする余裕はしばらく出ないので、マヤさんにばかり負担をかけてしまいます。」
「それでいいで…」
「なので、お小遣いと、貯金の範囲内で、マヤさんが受け入れられる分は受け入れてやってください。紳一は私の夢…親子で医師になる、そのために頑張ってくれているので、私にとってはそれが彼の仕事ですので」
「…分かりました。ありがとうございます。私も助かります。」
「今度、マヤさんのご両親にもご挨拶させていただきたいんですが」
「うちは…もう少し落ち着いてからで…」
「分かりました。時期が来たら教えて下さい。」
「はい。ありがとうございます」
「独り暮らしでしょ?たくさん持って行ってね。どうせこの子、たくさんおごちそうになってるんだから、気にしないでね」
「ありがとうございます~すごく助かります!」
「また遊びにきてね。」
「じゃあ、送ってくるから。遅くなるから先に寝ててくれ」
「まさかの大歓迎だったよ」
「不安、解消できましたか?」
「うん、ありがとう。ご両親、ほんと理解あるすごい方だね」
「親も学生結婚なんで、好きな人と結婚するのが一番だと思ってるらしいです」
「そうなんだ、どおりで若い…」
「俺は、今にでも入籍したいですけどね」
「ま、まずは、学校になれてから!」
「手、繋いでもいいですか?」
「なんだ~そんなことか~難しい顔してるからなにかと思ったよ~ふふ、顔真っ赤だ」
「女性と手を繋ぐなんて初めてで」
「あ…私からもお願いがあって…敬語じゃなくて、ノブたちに話すように話してほしいな~って…」
「なんだ、そんなことですか。急には変えられないから、徐々にな」
「そんなことじゃないよ~」
「手、おっきいね」
「マヤさんは小さい。折れないか心配です」
「折れないって」
「マヤさんは小さいし、誰にでも親切だだし、キレイだし、ちょっと抜けてるし…心配だ」
「うわ…やられた…そんな愛しそうにみないで…まぶしい」
「清田?と、彼氏…?あれ、弟くんのキャプテン…?」
「あ、久しぶり~偶然だね。あ、会ったことあったね~なんか照れる」
「え、付き合ってるの?キャプテンと?」
「うん。そうなの。」
「私が高校卒業したので、やっと付き合ってもらえました。」
「卒業か、おめでとうございます。キャプテン、年上好きなんだね。でも、早めに解放してあげないと、清田もアラサーだからな。」
「結婚するので、ご心配には及びません」
「あ、すぐじゃないよ!仕事辞めないから心配しないでね」
「びっくりしてたね…こりゃ明日は質問責めだな」
「俺としては、嬉しかったです。彼氏として紹介してもらえて。あの人、以前会ったときマヤさん狙いだったので、牽制できました」
「え~そうかなぁ」
「そうです」
「作戦を立てるのも仕事ですから」
「これからもよろしくお願いします。」
「はい。幸せにします。こちらこそよろしくお願いします。」
「…えっと…」
「じゃあ、今夜は…これで帰ります。おやすみなさい。ご馳走さまでした」
「あ・卒業おめでとう…!」
「すみません、入学準備に付き合ってもらってしまって」
「楽しいよ~」
「初デートなのにすみません」
「そういえばそうだね…よく図書館とかスーパーとかは二人で行ってたけどね。なんか不思議」
「最初に図書館で声をかけてもらったときは嬉しかったですね。お茶もご馳走になってしまって、将来お返しするので、待っていて下さい」
「いいんだよ~社会人なんだから。弟がかけてるご迷惑に比べればなんてこと…」
「清田に感謝です。今日は親から軍資金もらってきたので、俺が出します。」
「ええ、ダメだよ。私は自分で出すから大丈夫だから。それに、なんか悪いことしてる気持ちになっちゃう。ご両親に悪いよ」
「そのことなんですが、親にマヤさんのことを話したら、会いたいそうなんです。もしマヤさんさえ良かったら、うちに遊びに来てくれませんか?」
「ええ…私、門前払いされないかな…うちの息子たぶらかして!この年増女!みたいな…」
「ネットの読み過ぎですよ。俺の性格は分かってくれているので、大丈夫だと思います。それに、なにがあってもマヤさんを守りますから安心して下さい。」
「牧くん…、かっこいいわ…」
「え…」
「なかなか、大人でもそういうこと言えないよ。なんでそんなにかっこいいんだろう」
「私も、早めにご挨拶しないとなって思ってたの。都合いい日を教えて下さい。」
「じゃあ、俺も、マヤさんのご両親にご挨拶を…何度か部活でお会いしたことはありますが…」
「あー、うちは、まだいいかなー」
「そういうわけにはいきません」
「じゃあ、せめて、成人…5回生になってからとか…未成年連れて行ったら、親倒れそうで…しかも弟の先輩…」
「…分かりました。まさかとは思ってますが、別れるかもしれないし、なんて心配してませんよね?」
「…若干…?」
「俺はやると決めたことは貫く男です。マヤさんが俺を嫌いになる以外、そんなことにはなりませんし、嫌いにさせてやるつもりもありませんから、安心しててください。」
「サラッと…恥ずかしいこと言っちゃうよね…若さかな…」
「マヤさん以外には言いませんよ」
「でも!私大人だから!バイトもしてない学生にたかるつもりないから!そこは譲りません!」
「分かりました。でも自分で稼いだ分は受け入れて下さい」
「了解!」
「わ、…渋い…スーツダブルって似合いすぎでしょ」
「そうですか?父から勧められたので、これにしました」
(入学式では浮くな…)と思ったが言わないことにした。彼は老け顔を気にしているのだ。
「スーツ姿の牧くんとデートしてみたいなぁ」
「もし、良ければ入学式の日、仕事終わりに会えませんか?会社の近くまで迎えにいきます。」
「うん」
「ああああ…緊張する。ねぇ、この服大丈夫かな…愛され挨拶ワンピって雑誌を信じたんだけど」
「似合ってます」
「ただいま。マヤさんを連れてきた」
「いらっしゃい~待ってたのよ、あなた、いらっしゃったわよ」
「はじめまして!清田マヤです」
「さあ、上がって」
「覚悟してたけど豪邸すぎない」
「親父の力で、俺の能力じゃないので、気にしないでください」
「マヤさん、紳一がいつもお夕飯ご馳走になってありがとうございます。夏頃から嬉しそうにかえってくるから、春が来たのかなって思ってたのよ」
「そんなに顔にでてたか?」
「俺でも気付いたからな。バレバレだ」
「この前も言ったとおり、将来マヤさんと結婚する予定で付き合ってる。出来るだけ早く、マヤさんを安心させたい。」
「それがいい。年頃の女性を待たせるのは良くないことだ。学生結婚でもいいぞ。応援しよう」
「あの、いいんですか?結婚とか…私、7歳も年上ですし、普通の社会人ですし、もっと反対されるじゃないかな~って覚悟してきたんですけど」
「マヤさん、この子はね、昔から頑固で頑固で。言い出したら初志貫徹。親がさせてもらえるのは応援くらいで。」
「はあ」
「突然バスケに目覚めてからは、バスケ一筋で、でも私のために医学部にいってくれてね。とても大変だったとおもう。私は帰宅部だったが、浪人して医学部に入ったんだ。それだけで紳一の努力がわかる」
「はい」
「そんな紳一が、結婚したいと思った人だからね。むしろ、紳一の思いに応えてくれて感謝してるんです。」
「デート代を出させてもらえない、と嘆いてるのを見まして。社会人の女性が、高校卒業したばかりの男と付き合うのは勇気もいったはずです。いままでも、引率や、食事のお世話になっていて、親として、とても感謝しています。」
「いえ…弟がお世話になってますから、当然です…」
「年の差を気にされる気持ちは分かりますが、私たちは息子が愛する人を見つけたことが一番なので、反対も邪魔もしません。」
「ありがとうございます」
「部活もまだ続けるそうなので、とても忙しい日々になると思います。支えてやって下さい。多分バイトをする余裕はしばらく出ないので、マヤさんにばかり負担をかけてしまいます。」
「それでいいで…」
「なので、お小遣いと、貯金の範囲内で、マヤさんが受け入れられる分は受け入れてやってください。紳一は私の夢…親子で医師になる、そのために頑張ってくれているので、私にとってはそれが彼の仕事ですので」
「…分かりました。ありがとうございます。私も助かります。」
「今度、マヤさんのご両親にもご挨拶させていただきたいんですが」
「うちは…もう少し落ち着いてからで…」
「分かりました。時期が来たら教えて下さい。」
「はい。ありがとうございます」
「独り暮らしでしょ?たくさん持って行ってね。どうせこの子、たくさんおごちそうになってるんだから、気にしないでね」
「ありがとうございます~すごく助かります!」
「また遊びにきてね。」
「じゃあ、送ってくるから。遅くなるから先に寝ててくれ」
「まさかの大歓迎だったよ」
「不安、解消できましたか?」
「うん、ありがとう。ご両親、ほんと理解あるすごい方だね」
「親も学生結婚なんで、好きな人と結婚するのが一番だと思ってるらしいです」
「そうなんだ、どおりで若い…」
「俺は、今にでも入籍したいですけどね」
「ま、まずは、学校になれてから!」
「手、繋いでもいいですか?」
「なんだ~そんなことか~難しい顔してるからなにかと思ったよ~ふふ、顔真っ赤だ」
「女性と手を繋ぐなんて初めてで」
「あ…私からもお願いがあって…敬語じゃなくて、ノブたちに話すように話してほしいな~って…」
「なんだ、そんなことですか。急には変えられないから、徐々にな」
「そんなことじゃないよ~」
「手、おっきいね」
「マヤさんは小さい。折れないか心配です」
「折れないって」
「マヤさんは小さいし、誰にでも親切だだし、キレイだし、ちょっと抜けてるし…心配だ」
「うわ…やられた…そんな愛しそうにみないで…まぶしい」
「清田?と、彼氏…?あれ、弟くんのキャプテン…?」
「あ、久しぶり~偶然だね。あ、会ったことあったね~なんか照れる」
「え、付き合ってるの?キャプテンと?」
「うん。そうなの。」
「私が高校卒業したので、やっと付き合ってもらえました。」
「卒業か、おめでとうございます。キャプテン、年上好きなんだね。でも、早めに解放してあげないと、清田もアラサーだからな。」
「結婚するので、ご心配には及びません」
「あ、すぐじゃないよ!仕事辞めないから心配しないでね」
「びっくりしてたね…こりゃ明日は質問責めだな」
「俺としては、嬉しかったです。彼氏として紹介してもらえて。あの人、以前会ったときマヤさん狙いだったので、牽制できました」
「え~そうかなぁ」
「そうです」
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