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SLAM DUNK 清田姉1

マヤ 25
牧 18
神 17
信長 16



ランニングの時、たまにすれ違うお姉さん。会えた日は、どんなに練習が辛くても、ラッキーな1日だったと眠りにつける。


「あれ、姉ちゃん!マヤ姉!」
「ノブ、部活終わったの?久しぶり~元気そうだね」
「あ、こちら部活のキャプテンと先輩!」
「信長の姉のマヤです。弟がいつもお世話になって…大変でしょう」
「キャプテンの牧紳一です…」
「神宗一郎です」
深々と挨拶を交わす三人
「姉ちゃん仕事帰り?こんなおせぇの?」
「うん、繁忙期なの。でももうすぐ終わるから、そしたらうちに遊びにおいで」
「やった!焼き肉ね!」
「薄給一人暮らしに贅沢いうなぁ」
「牧くんも、神くんも、遊びにきてね。ノブがお世話になってるお礼になんかご馳走させてね」


「信長、お前、お姉さんいたんだ」
「はい、マヤ姉が一番上で、真ん中にもう一人いますよ!」
「…お姉さん、キレイだな」
「えーそうっすかね?9も違うんで、姉ちゃんっつーか小さい母ちゃんみたいで、そういうの考えたこともなかったっすね!」
「7つ上か…」
「8つ上か…」
「大学生かと思っていた」
「姉ちゃんのこと知ってたんすか?」
「ランニング中、たまにすれ違ってたからな。」
「ああ、家ちかいんすよ。俺が海南行くってなったんで、転勤のタイミングでこっちきてて、そこら辺歩いてたかもっすね」


「なんか落としたよ~」
「すみません…マ…清田のお姉さん!お久しぶりです」
「あれ、ノブの…牧くん!お久しぶりです。部活こんなに遅いの?大変だね」
「いえ、もうすぐ試験なので残って勉強してました。」
「偉いねぇ…ノブなんか、スポーツ推薦だからってなにもしてないらしくて…母から愚痴がすごいのに…」
「今度言っておきます。お姉さんは今日も残業ですか?」
「そうなの。来週までかな。早くいつものズボラ生活に戻りたくて」
「それは…お疲れ様です」
「そうだ、私の残業地獄と、牧くんたちの試験が終わったら、焼き肉しよ。お肉いっぱい買っとくから」
「ご迷惑では…」
「お店に3人連れてく財力はないけど、おうち焼き肉くらいなら大丈夫!ノブのお世話大変でしょ…すっごく分かるの…良かったらお礼させて下さい」
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて」


「ってことで、ノブ、土曜日、部活終わったらおいでよ。」
「やった!楽しみ!姉ちゃんサンキュ!」

「ごめん、昨日から熱だしちゃって、今日の焼き肉できそうにないわ。先輩たちにも謝っといて…」
「って、メッセ来てました。すんません」
「いや、俺たちはいいんだが、お姉さん大丈夫か?一人暮らしだろ」
「姉ちゃんしっかりしてますから!」
「ちょっと待ってろ」

「姉ちゃん、生きてる?差し入れ」 「え、ノブ、あんたそんな気遣い出来るようになったの…大人になって…」
「や、牧さんが持たせてくれた。ポカリは神さんから」
「牧くん、すごいね、さすがキャプテン…神くんも、後輩の姉まで面倒見てくれるなんて…ありがたや…」
「来週焼き肉な!先輩たち心配してたから、早く治せよ」
「うん~サンキューノブ」

「完全復活したらしいっす。土曜日空いてるかって言ってます」
「じゃあ、神、お邪魔させてもらうか」
「そうですね。楽しみだな」
「伝えときまーす」

「いらっしゃい~狭いけど、どうぞ上がって下さい」
「先週はごめんね、差し入れもありがとうございました。助かりました。」
「残業続きだと、備蓄がなかったらと心配になりまして。お役に立てたなら良かったです。」
「すごい…この気遣い…ノブと2つしか変わらないなんて信じられない」
「おせっかいかと思ったんですが、元気になられたようで安心しました」
「今日はお肉いっぱい用意したから、いっぱい食べていってね。あんまりいいお肉じゃないけど、うふふ」
「お姉さん、料理上手ですね。味付けが…」
「ノブがねえ、小さいころ全然食べなかったから、研究したの。今じゃ信じられないけど。誉めてもらえて嬉しいな」
「お前、お姉さんに迷惑ばっかりかけてきたんだな…」
「え?なんかいいました?」
「いや、いい」

「気をつけて帰ってね~また遊びにきてね~」
「いいお姉さんだな」
「お前、あんまり迷惑かけるなよ」
「マヤ姉、なかなか悪くないとおもうんすけどね、彼氏なんでいないかなあ。母ちゃんが心配してて」
「彼氏、いないのか」
「…彼氏いたら、信長じゃなくてそっちに連絡しますよね。風邪引いたときなんか特に」
「そうだな」


「牧くん、お勉強?すごいね」
「マ…清田のお姉さん、ご無沙汰してます。」
「ランニング中はたまにすれ違うけどね、お久しぶりです」
「図書館、よく来るんですか?」
「たまにね。牧くんは?」
「俺は部活が早く終わった日に、たまに来ます。」
「ノブから聞いたよ、牧さんはバスケもすごいけど勉強もすごいんだって。頑張ってるね。いつまで勉強するの?」
「5時くらいには終わる予定です。」
「私もしばらく本読んでるから、終わったら、声かけて。お茶おごっちゃう」
「あと、マヤさんって呼んでね」
「はい」

「マヤさん!終わりました!そちらは?」
「お、じゃあ借りてくる。ちょっと待っててね」
「勉強するとお腹へるよね。糖分とカロリー補給しないとね」
「いつもすみません。実は空腹でした」
「ノブは学校でいい子にしてる?牧くんの言うことなら聞いてそうだけど」
「あいつは、ええ、人の嫌がることはしませんから、大丈夫です」
「牧くんって、ほんと大人。海南のキャプテンやれる人ってすごいんだなってびっくりしちゃうよ」
「まだまだ未熟です。所詮高校生ですから。ついてきてくれるチームメイトのおかげですよ」
「うーん…すでに大企業の部長クラスの余裕があるわ…」
「…そんなに老けてますか」
「違う違う、ごめんね。器が、違うって言いたかった」
「老けてる老けてると色んな人に言われるんですが、最近ジィなんてあだ名をつけられまして」
「なにそれ!ジィ!それは気にするよねぇ。思春期の子になんてことを。まあちょっと高校生には見えないけど、素敵なお兄さんって感じだよ」
「そうですか。」
「牧くん?」
「早く大人になりたいと思っただけです」
「あー、受験はね~、辛いよねえ。どこ受けるの?勉強しなくても牧くんなら推薦いっぱいもらえるんじゃない?」
「海南大にそのまま上がる予定ですが、医学部なので成績は落とせないんですよ。」
「え!お医者さんになるの!?てっきり体育大に進むのかと…」
「親が海南病院の理事なんで、成績落とさないのを条件にバスケさせてもらってるんです。」
「えええ、超お坊ちゃまじゃん!でも納得したよ。なんでも頑張ってきたんだね。だからそんなにしっかりしてるんだねえ…忙しいだろうけど、大学でもバスケやってね。」
「はい。両立させます」
「はー、牧くん女の子にモテモテでしょう。バスケ上手で、しっかりしてて、面倒見よくて、礼儀正しくて、頭もよくて、かっこよくて、将来はお医者さん…なに、完璧超人」
「この通り老け顔なんで、残念ながらモテません。」
「うそだあ、わかった、大学入ったらモテモテになる。これ予言ね。」
「俺は、一人の人が、俺のことを好きになってくれるほうが嬉しいです」
「それって…」「好きな子いるんだ?」
「マヤさんはどうですか?」
「私?見ての通り彼氏もいないし、出会いもなくて…もう25なのに…どうしよう…そろそろ友達の結婚ラッシュが…頭痛い」
「焦って変な男に捕まったら目も当てられません」
「そうだね。実は、来週合コンに呼ばれてるのよ。いい出会いあるといいな~」


「姉ちゃん!なにしてんの!?」
「ノブ。牧くんと神くんも、お疲れ様~」
「今日、なんか、感じ違いますね」
「分かる??今からね、合コンなの!っていっても、会社の人たちだから、いつもの飲み会と変わんないんだけど…」
「なに、俺も行く」
「は?姉の合コンについて来るって、どんなシスコンよそれ」
「腹へったの!ね、牧さん!」
「ああ、まあ腹はすいてるが…」
「行く!連れてってくれないと父さんはチクる」
「やめてよー」
「連れて行くと言え!」
「あれ?マヤ、久しぶり~って、デカいの連れてるね…」
「弟とその先輩…偶然会っちゃって」
「俺も飯いくうううう!」
「…グゥ」
「…3人追加でお願いします…ノンアルだからね!二度とないからね!もう、絶対違う駅でやる」

「いいんですか?」
「君たちも、親御さんには連絡しててね…10時前には帰るからね…お代は気にしないでいっぱい食べなさい…」
「合コンかあ、初めてみるなあ」
「ってことで、弟がついて来ちゃいました。すみません。隣で静かにさせときますんで」
「いいよいいよ、一緒に食べよう。みんなデッカいね!いっぱい食べてくれ。マヤちゃんの弟くんだったら仲良くさせてほしいのはこっちの方だし」
「姉ちゃん狙いっすか?」
「お姉さん人気あるんだよ。難攻不落だけど、そこがさらにグッとくるというか」
「ちょっと止めてよ、冗談吹き込まないで。家で広められるんだから」
「このとおり、相手にしてくれないんだ。今日も、後輩から頼まれて飲み会セッティングしたんだよ。清田さんと話したい~って、あいつ」
「へえ」

「清田先輩、俺本気なんです。明日デートしてくれませんか?映画行きましょう。先輩が観たがってたやつ」
「うーん…あれは観たいんだけど…」
「すみません、今週は試合について来てくれることになってるんです。引率がいなくて」
「牧くん?」
「もう遅いんで、我々は失礼します。ご馳走になって、ありがとうございました。おい、清田、帰るぞ」
「あ、じゃあ私も帰るよ。駅まで送ってくる。また来週~」

「すみません、勝手に嘘ついて。反省してます。」
「いいよいいよ、むしろ助かっちゃった。あの子いい子なんだけど、期待させたら悪いから…」
「あの、もし都合がよければなんですが、本当に引率してもらえませんか?監督から今メールが来て…ぎっくり腰で倒れたそうで…」
「それは…また、いいタイミングだったね」
「すみません」
「いいよ、弟の部活でもあるんだし、甘えてください。どこ行くの?」
「湘北です。湘南のほうなんで、電車でいく予定です」
「わあ、海見れるね!」
「試合おわって、多分時間あるんで寄りましょうか」
「わ、嬉しい!役得だねえ」
「じゃあ、監督にはその旨伝えておきます。マヤさん、ありがとうございます。また明日」
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