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(no subject)
お姫様がやってくる。イオリが配属されることになったとき、部隊はちょっとした騒ぎになった。イオリ・ジン少尉といえば、地球連合軍太平洋連合司令部のNo.1と名高いジン提督の末の娘で、去年士官学校に入ったとニュースになった。
代々軍人の家系の娘が軍人になるのはよくあることだったが、ジン家は歴史ある地球軍の中でも古い歴史と家柄をもち女子の軍人は存在しなかった。
恐ろしく整った顔立ちに、パイロットとしての素質。最年少で士官学校のパイロットコースをトップ修了し、配属先はMAエース部隊だ。一体どんな子なのか、フラガもイオリの着任を楽しみにしていた。
やってきたのは年端もない少女で、ほんとにこの子に戦いができるのかと思った。
「おどろいたよ。君、うちの隊長よりいい腕してるな」
「フラガ中尉…」
「どうしたの浮かない顔して。初陣で初勝利なんてなかなかないんだぞ」
「ほら、乾杯。ノンアルコールだけどな」
「…おいしくない…」
「ビール初めてか?そういやまだ未成年だったな」
「中尉…わたし」
「フラガでいいよ」
「フラガさん、わたし、人を殺してしまいました…戦争なのだと、割り切っていたつもりでした」
「引き金をひくなんて何百回としてきたたことなのに…」
「怖かった?」
「…このこと、報告しますか?」
「まさか、しないよ」
「ふふッ、二人だけの秘密ですよ」
代々軍人の家系の娘が軍人になるのはよくあることだったが、ジン家は歴史ある地球軍の中でも古い歴史と家柄をもち女子の軍人は存在しなかった。
恐ろしく整った顔立ちに、パイロットとしての素質。最年少で士官学校のパイロットコースをトップ修了し、配属先はMAエース部隊だ。一体どんな子なのか、フラガもイオリの着任を楽しみにしていた。
やってきたのは年端もない少女で、ほんとにこの子に戦いができるのかと思った。
「おどろいたよ。君、うちの隊長よりいい腕してるな」
「フラガ中尉…」
「どうしたの浮かない顔して。初陣で初勝利なんてなかなかないんだぞ」
「ほら、乾杯。ノンアルコールだけどな」
「…おいしくない…」
「ビール初めてか?そういやまだ未成年だったな」
「中尉…わたし」
「フラガでいいよ」
「フラガさん、わたし、人を殺してしまいました…戦争なのだと、割り切っていたつもりでした」
「引き金をひくなんて何百回としてきたたことなのに…」
「怖かった?」
「…このこと、報告しますか?」
「まさか、しないよ」
「ふふッ、二人だけの秘密ですよ」
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