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マ王陛下の姉君 1
渋谷マドカ
ユーリの双子姉
魔王の魂をユーリと共有する
双黒
マドカ様、王姉殿下、マドカちゃん、等
ボブ
美少女系
マ王陛下の姉君1
マドカちゃんにだけ話すよ。信じられないかもしれないけど、ほんとのことなんだ。気がふれたとかじゃなくて、アニメの見すぎってわけでもなくて、ほんとにほんとのことなんだ。
そういってゆーちゃんが話してくれた眞魔国の物語はスタツアに始まってスタツアに終わる。ママが言ってた黒いヒモパンの出所と、弟史上初モテ期到来。
とても信じがたい内容だったが、わたしは全て信じた。なぜならゆーちゃんに想像力がないことは誰よりも分かっているし、なによりわたしはずっと夢でゆーちゃんの活躍を見ていたのだ。
お風呂に吸い込まれながら走馬灯のようにゆーちゃんの話を思い出す。なるほど、たしかにスタツア。でもどうしよう。わたし、丸裸だ。
「うわっ、やだ、溺れちゃ…」
「マドカ様!」
勢いよく水に流される。どうやら川のようだ。なにかに捕まろと手を伸ばすがなにもかすらない。裸だし、足もつかないし、まさかこのまま土左衛門?勘弁してほしい。
「掴まって!」
反射的にぶつかったものに掴まると、強い力で軽々と持ち上げられた。急に外気に触れて肌が寒さを思い出す。どうやらこちらは冬らしい。布で包まれたと思うとそのまま抱き上げられた。
「すぐ町につきます。寒いでしょうが、がんばってください」
馬の熱い息が聞こえる。わたしは力の入らない指で必死に男にしがみついた。彼は力強くわたしを抱いて馬を駆けた。
宿屋につくと、準備してあったお風呂にいれられた。体の芯が冷えてしまって、なかなか温まらなかったが、なんとか体温を取り戻した。ギーゼラという軍人さんに介抱されるが、恭しい扱いがどうにもむず痒い。
「マドカ様、慌ただしく申し訳ありません。ユーリ陛下がお待ちかねです」
喪服のようなワンピースを身にまとう。ようやくゆーちゃんとご対面だ。
ユーリの双子姉
魔王の魂をユーリと共有する
双黒
マドカ様、王姉殿下、マドカちゃん、等
ボブ
美少女系
マ王陛下の姉君1
マドカちゃんにだけ話すよ。信じられないかもしれないけど、ほんとのことなんだ。気がふれたとかじゃなくて、アニメの見すぎってわけでもなくて、ほんとにほんとのことなんだ。
そういってゆーちゃんが話してくれた眞魔国の物語はスタツアに始まってスタツアに終わる。ママが言ってた黒いヒモパンの出所と、弟史上初モテ期到来。
とても信じがたい内容だったが、わたしは全て信じた。なぜならゆーちゃんに想像力がないことは誰よりも分かっているし、なによりわたしはずっと夢でゆーちゃんの活躍を見ていたのだ。
お風呂に吸い込まれながら走馬灯のようにゆーちゃんの話を思い出す。なるほど、たしかにスタツア。でもどうしよう。わたし、丸裸だ。
「うわっ、やだ、溺れちゃ…」
「マドカ様!」
勢いよく水に流される。どうやら川のようだ。なにかに捕まろと手を伸ばすがなにもかすらない。裸だし、足もつかないし、まさかこのまま土左衛門?勘弁してほしい。
「掴まって!」
反射的にぶつかったものに掴まると、強い力で軽々と持ち上げられた。急に外気に触れて肌が寒さを思い出す。どうやらこちらは冬らしい。布で包まれたと思うとそのまま抱き上げられた。
「すぐ町につきます。寒いでしょうが、がんばってください」
馬の熱い息が聞こえる。わたしは力の入らない指で必死に男にしがみついた。彼は力強くわたしを抱いて馬を駆けた。
宿屋につくと、準備してあったお風呂にいれられた。体の芯が冷えてしまって、なかなか温まらなかったが、なんとか体温を取り戻した。ギーゼラという軍人さんに介抱されるが、恭しい扱いがどうにもむず痒い。
「マドカ様、慌ただしく申し訳ありません。ユーリ陛下がお待ちかねです」
喪服のようなワンピースを身にまとう。ようやくゆーちゃんとご対面だ。
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