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twilight2 ヴォルフラム
あの日から、マヤは素直にスキンシップをとるようになった。手を繋いでも悲鳴をあげないし、挨拶にキスをしても逃げ出さない。むしろ手を握り返してきたり、柔らかく笑ってくれる。彼女の変化に周囲も気づいて驚いていた。僕はなにか宝物を独り占めしている気分だった。他人と比べてどうとか、いつの間にかそんなものが幸せの基準だとは思わなくなっていたが、それでも彼女の見せる特別な態度は僕の誇りをくすぐるに十分なものだ。
「ヴォルフ、今日時間があったら、遠乗り…いえ、近場でいいの。お出かけしましょう」
マヤからの初めてのお誘いだった。僕は当然二つ返事で了承し、職務を可能な限り素早く仕上げた。昼下がりにマヤを迎えにいくと、同じく仕事を終わらせた彼女が平服に着替えてランチバッグを持っていた。
「まだお昼をとってないの。ヴォルフは?」
「僕もだ」
「サンドイッチ、作ってもらったのよ。きっとおいしいよ。紅茶はわたしが淹れたけど…」
愛馬に跨がると、マヤはいつものように颯爽と駆けていく。ランチバッグは僕に持たせて、一刻ほど離れた公園までいくつもりらしい。彼女の腕なら1刻もかからないだろう。
公園とはいっても、そこは小城もある湖畔の保養地だった。何代か前の魔王が恋人との逢瀬につかっていたという、今は修道院もある静かな泉に四阿もあるそこは、何度も共に訪れた場所だったが、二人きりというのははじめてだった。
「久しぶりだな、ここに来るのは」
「よく一緒に遊んだわ。白鳥を追い回して」
「いつの話だ」
「おなかすいた。早くたべよ」
「四阿にいかないのか?」
「芝生で食べましょう」
マヤは芝生に寝転がって、物欲しそうに見てくる馬を撫でたり、白鳥にパン屑をやったりしていた。僕は椅子とテーブルのない食事が気になって(昔ほどではないが)淑女がこんなところを誰かに見られやしないかと気が気じゃなかった。馬用の野菜を与えると、マヤは本格的にゴロ寝モードになった。
「マヤ!」
「ヴォルフも早く!」
引き倒される。世界が逆転して、下にあったマヤの顔が上に、青空の下で笑っていた。いたずらっ子そのものの笑みだ。
「王子さまも、たまには息抜きをするのよ。」
「しかし」
「キスできないじゃない」
ふわりと唇を奪われた。
「お城じゃできないから」
「あ、ああ…なるほど…」
「びっくりしてる!」
「するさ!お前が、かわいいから…」
「ね、今夜、部屋にきて」
「わ…かった」
「マヤ…、こんなこと…」
「え?気持ちよくない?」
「いや、すごくいい…じゃなくて、どこでこんな…」
「やった、大成功!」
「まさか他の男と」
「ばか、わたしだって恥ずかしいのに」
マヤが強く吸うと、僕は思わず達してしまいそうになった。顔が快楽に歪む。マヤは嬉しそうに微笑むと、ゆっくり丁寧に舐める。
「どこが気持ちいい?」
「あ、そこ…カリのところが…」
「こうかな」
「うっ…」
「やん、しょっぱい」
顔が羞恥に赤く染まるのがわかった。僕を見上げるマヤの目は楽しそうに笑っている。彼女の思い通りになるのは悔しいところもあったが、なされるがままというのもいいかもしれない。
僕のを飲み込んでいくマヤの唇がとてもいやらしい。赤い唇は唾液でテカテカしている。時折舌がチラッとみえた。まるでセックスをしているかのような快感に、すぐ達してしまいたい衝動にかられるが、このままずっと楽しんでいたくもある。
グロテスクな僕の肉体と、優美なマヤの唇の不釣り合い。蕾のようなその唇は、ともすれば女性器のようでもあった。
マヤは満足げにこちらをみている。もう我慢できそうもなかった。
「ヴォルフ、今日時間があったら、遠乗り…いえ、近場でいいの。お出かけしましょう」
マヤからの初めてのお誘いだった。僕は当然二つ返事で了承し、職務を可能な限り素早く仕上げた。昼下がりにマヤを迎えにいくと、同じく仕事を終わらせた彼女が平服に着替えてランチバッグを持っていた。
「まだお昼をとってないの。ヴォルフは?」
「僕もだ」
「サンドイッチ、作ってもらったのよ。きっとおいしいよ。紅茶はわたしが淹れたけど…」
愛馬に跨がると、マヤはいつものように颯爽と駆けていく。ランチバッグは僕に持たせて、一刻ほど離れた公園までいくつもりらしい。彼女の腕なら1刻もかからないだろう。
公園とはいっても、そこは小城もある湖畔の保養地だった。何代か前の魔王が恋人との逢瀬につかっていたという、今は修道院もある静かな泉に四阿もあるそこは、何度も共に訪れた場所だったが、二人きりというのははじめてだった。
「久しぶりだな、ここに来るのは」
「よく一緒に遊んだわ。白鳥を追い回して」
「いつの話だ」
「おなかすいた。早くたべよ」
「四阿にいかないのか?」
「芝生で食べましょう」
マヤは芝生に寝転がって、物欲しそうに見てくる馬を撫でたり、白鳥にパン屑をやったりしていた。僕は椅子とテーブルのない食事が気になって(昔ほどではないが)淑女がこんなところを誰かに見られやしないかと気が気じゃなかった。馬用の野菜を与えると、マヤは本格的にゴロ寝モードになった。
「マヤ!」
「ヴォルフも早く!」
引き倒される。世界が逆転して、下にあったマヤの顔が上に、青空の下で笑っていた。いたずらっ子そのものの笑みだ。
「王子さまも、たまには息抜きをするのよ。」
「しかし」
「キスできないじゃない」
ふわりと唇を奪われた。
「お城じゃできないから」
「あ、ああ…なるほど…」
「びっくりしてる!」
「するさ!お前が、かわいいから…」
「ね、今夜、部屋にきて」
「わ…かった」
「マヤ…、こんなこと…」
「え?気持ちよくない?」
「いや、すごくいい…じゃなくて、どこでこんな…」
「やった、大成功!」
「まさか他の男と」
「ばか、わたしだって恥ずかしいのに」
マヤが強く吸うと、僕は思わず達してしまいそうになった。顔が快楽に歪む。マヤは嬉しそうに微笑むと、ゆっくり丁寧に舐める。
「どこが気持ちいい?」
「あ、そこ…カリのところが…」
「こうかな」
「うっ…」
「やん、しょっぱい」
顔が羞恥に赤く染まるのがわかった。僕を見上げるマヤの目は楽しそうに笑っている。彼女の思い通りになるのは悔しいところもあったが、なされるがままというのもいいかもしれない。
僕のを飲み込んでいくマヤの唇がとてもいやらしい。赤い唇は唾液でテカテカしている。時折舌がチラッとみえた。まるでセックスをしているかのような快感に、すぐ達してしまいたい衝動にかられるが、このままずっと楽しんでいたくもある。
グロテスクな僕の肉体と、優美なマヤの唇の不釣り合い。蕾のようなその唇は、ともすれば女性器のようでもあった。
マヤは満足げにこちらをみている。もう我慢できそうもなかった。
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