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無双パロ続き
下ヒから許昌に戻り、とりあえずは落ち着いた生活を取り戻した。司馬懿にこき使われながら、戦後の雑務や、これからの国営を考える日々。戦場で剣を振るうより、内政の方が好きだと思った。上司にあたる司馬懿は、上の人たちと次の戦の話をしているようだった。
「体の調子はもういいのかい?」
「郭嘉殿」
「その分じゃ、傷はもう治ったのかな。心配したんだよ」
「ご心配おかけしました。もう大丈夫です」
「なんだか雰囲気が変わったね。曹丕様に嫉妬してしまうな。唯一無二の神子の愛は如何様なものなのかな」
「郭嘉殿に嫉妬してもらえるようないいものじゃありませんよ。大して美人でもないし、賢くもないし…郭嘉殿には素敵な恋人がいっぱいいらっしゃるじゃないですかぁ」
「浮き世の戯れだよ。たった一人の愛する人を見つけられない愚か者だな私は」
「遊びなんですか?」
「やだなぁ、遊びも本気もないよ」
「わたしは器用じゃないし、心も狭いから、恋人が自分以外の女性とも親密だったら、嫌です。一夫多妻でもなんでも、やっぱりいい気持ちではいられない。なんて言うのかな…側にいる人を大切にしてくれたら嬉しいです。郭嘉殿は足りないものを探しているみたいに感じます。もしかしたら、もう側にあるのかも…なんて…」
「足りないものか…初めて言われたな…」
「ごめんなさい、好き勝手言っちゃいました。お気を悪くしないでくださいね!じゃ、わたし、司馬懿に呼ばれてるんで!」
「神子か…不思議な人だ」
「ふーっ、逃げ出せた」
「なにから逃げ出せたんだ?」
「わ!子桓!やだなぁ、びっくりさせないで
よ」
「挙動不審者を見つけたからな。どうした、なにかあったのか?」
「なんもないんだけど、さっき郭嘉殿に捕まって、子桓がうらやましいとかなんとか言われたんだよ。あの人いっぱい恋人いるのに、変なの」
「バカめお前は口説かれていたんだ。まったく自覚が足りなすぎる。仕置きが必要だな」
「やだ、そんなんじゃないってば…怖い顔しないでよ」
「ちっ、神子でもなければ叩ききってやったところを」
「でもなんか、悩んでる感じだったなぁ…」
「お前は!まんまと奴の術中にはまりおって」
「やん、ごめんなさい!許してー怒んないでって」
「ん…っ、子桓こんなところでキスするなんて…誰かに見られちゃうよ」
「お前が誰のものか見せつけているのだ。女官にでも見られて、噂になるくらいで丁度いい」
「そんなことしなくてもわたしは子桓が一番好きだよ?」
「二番がいるのか?」
「ははは、アホやこいつ。じゃ、わたし司馬懿に呼ばれてるんで、またね」
「ふぅ、司馬懿ーきたよー」
「遅い!バカなだけでなく愚図とはあきれるな」
「はいはいすんませんね。途中邪魔者に捕まってたんですよ」
「お前態度がデカくなったな」
「態度デカい人たちに合わせてるんで」
「ふんっ、まあいい、そんなことより、次の戦が決まったのだ。」
「どこ?」
「官渡だ。袁家を討つ」
「えー、曹操さまの幼なじみなんでしょ?」
「いつまでも奴の下にいても、覇道はままならんのだ。血筋だけの名門には乱世と共に消えていただく。」
「次も神子として連れて行くが、くれぐれも前回のようにならないよう、本陣を離れるなよ。お前には後方支援と負傷者の管理をやってもらう」
「分かったらさっさと鍛錬を終わらせてこい!」
「はーい」
あんまり納得がいかないが、友達でも戦うっていうのは乱世の宿命なのだろう。真矢は歴史の授業を思い出していた。どんな時代のどんな国でも、戦争があった。内乱もあった。日本にいるときだって、外国では戦争があっていたし、日本だって政争があった。気付かず生活していただけなのだ。
真矢は司馬懿にいわれたとおり、練兵所に向かった。考えてもどうにもならないときは無心に汗を流すのが一番なのだ。
「神子殿ではないですか!訓練ですか?」
「えっと、楽進さんも?」
「はい。私は一番槍ですので、1日の大半は鍛錬しております」
「そっかあ…いつも大活躍ですもんね」
「そんな、恐れ多い!神子殿のご活躍には遠く及びません!ですが…私などのことを見ていて下さっていると思うと、感激です!」
「いつも凄いなって思ってます。やっぱり先陣って、怖いじゃないですか。中になにがあるか全く分からないし…私は臆病者なので、後込みしてしまいます」
「神子殿が戦局を考えてくださるから、私は先陣を切れるのです。しかし神子殿の剣の冴え、感動しました!ぜひ鍛錬にご一緒させてください」
「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて…」
「体の調子はもういいのかい?」
「郭嘉殿」
「その分じゃ、傷はもう治ったのかな。心配したんだよ」
「ご心配おかけしました。もう大丈夫です」
「なんだか雰囲気が変わったね。曹丕様に嫉妬してしまうな。唯一無二の神子の愛は如何様なものなのかな」
「郭嘉殿に嫉妬してもらえるようないいものじゃありませんよ。大して美人でもないし、賢くもないし…郭嘉殿には素敵な恋人がいっぱいいらっしゃるじゃないですかぁ」
「浮き世の戯れだよ。たった一人の愛する人を見つけられない愚か者だな私は」
「遊びなんですか?」
「やだなぁ、遊びも本気もないよ」
「わたしは器用じゃないし、心も狭いから、恋人が自分以外の女性とも親密だったら、嫌です。一夫多妻でもなんでも、やっぱりいい気持ちではいられない。なんて言うのかな…側にいる人を大切にしてくれたら嬉しいです。郭嘉殿は足りないものを探しているみたいに感じます。もしかしたら、もう側にあるのかも…なんて…」
「足りないものか…初めて言われたな…」
「ごめんなさい、好き勝手言っちゃいました。お気を悪くしないでくださいね!じゃ、わたし、司馬懿に呼ばれてるんで!」
「神子か…不思議な人だ」
「ふーっ、逃げ出せた」
「なにから逃げ出せたんだ?」
「わ!子桓!やだなぁ、びっくりさせないで
よ」
「挙動不審者を見つけたからな。どうした、なにかあったのか?」
「なんもないんだけど、さっき郭嘉殿に捕まって、子桓がうらやましいとかなんとか言われたんだよ。あの人いっぱい恋人いるのに、変なの」
「バカめお前は口説かれていたんだ。まったく自覚が足りなすぎる。仕置きが必要だな」
「やだ、そんなんじゃないってば…怖い顔しないでよ」
「ちっ、神子でもなければ叩ききってやったところを」
「でもなんか、悩んでる感じだったなぁ…」
「お前は!まんまと奴の術中にはまりおって」
「やん、ごめんなさい!許してー怒んないでって」
「ん…っ、子桓こんなところでキスするなんて…誰かに見られちゃうよ」
「お前が誰のものか見せつけているのだ。女官にでも見られて、噂になるくらいで丁度いい」
「そんなことしなくてもわたしは子桓が一番好きだよ?」
「二番がいるのか?」
「ははは、アホやこいつ。じゃ、わたし司馬懿に呼ばれてるんで、またね」
「ふぅ、司馬懿ーきたよー」
「遅い!バカなだけでなく愚図とはあきれるな」
「はいはいすんませんね。途中邪魔者に捕まってたんですよ」
「お前態度がデカくなったな」
「態度デカい人たちに合わせてるんで」
「ふんっ、まあいい、そんなことより、次の戦が決まったのだ。」
「どこ?」
「官渡だ。袁家を討つ」
「えー、曹操さまの幼なじみなんでしょ?」
「いつまでも奴の下にいても、覇道はままならんのだ。血筋だけの名門には乱世と共に消えていただく。」
「次も神子として連れて行くが、くれぐれも前回のようにならないよう、本陣を離れるなよ。お前には後方支援と負傷者の管理をやってもらう」
「分かったらさっさと鍛錬を終わらせてこい!」
「はーい」
あんまり納得がいかないが、友達でも戦うっていうのは乱世の宿命なのだろう。真矢は歴史の授業を思い出していた。どんな時代のどんな国でも、戦争があった。内乱もあった。日本にいるときだって、外国では戦争があっていたし、日本だって政争があった。気付かず生活していただけなのだ。
真矢は司馬懿にいわれたとおり、練兵所に向かった。考えてもどうにもならないときは無心に汗を流すのが一番なのだ。
「神子殿ではないですか!訓練ですか?」
「えっと、楽進さんも?」
「はい。私は一番槍ですので、1日の大半は鍛錬しております」
「そっかあ…いつも大活躍ですもんね」
「そんな、恐れ多い!神子殿のご活躍には遠く及びません!ですが…私などのことを見ていて下さっていると思うと、感激です!」
「いつも凄いなって思ってます。やっぱり先陣って、怖いじゃないですか。中になにがあるか全く分からないし…私は臆病者なので、後込みしてしまいます」
「神子殿が戦局を考えてくださるから、私は先陣を切れるのです。しかし神子殿の剣の冴え、感動しました!ぜひ鍛錬にご一緒させてください」
「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて…」
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