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the brilliant 4
ベイビー、マイ ブリリアント スター 4
「失礼します。例の候補者を資料にまとめて参りました」
「ありがとうギュンター。座って」
敏腕王佐クライスト卿ギュンターが分厚い資料をもってマヤの執務室を訪れた。さっそくプレゼンをはじめてもらうことにした。
「一人目、わたくしフォンクライスト卿ギュンター。もうすぐ150歳。年は少し離れておりますが、マヤ様幼少のおりには後見人を務めました。家柄、国内での立場ともに申し分ない物件です。気心もしれていますし、シュピッツベーグ卿とも繋がりありません」
「次」
パラパラと資料をめくる音のなか、ギュンターの声が部屋に響く。
「フォンカーベルニコフ卿」
「却下!次」
「フォンヴォルテール卿グウェンダル。こちらも年は少し離れておりますが、中央閣僚をつとめ、また家督をつぎ名実ともに大貴族の一人です。シュピッツベーグ卿とは親戚関係にありますが、今は政敵同士。問題ありません。」
「次」
「フォンウィンコット卿リオン」
「若すぎ。次」
「フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム。若干年下ですが、許容範囲内です。こちらもシュピッツベーグ家の親戚ですが、ビーレフェルトを継いでおります。現魔王陛下の婚約者ですが、ユーリ陛下のお許しがあれば婚約を破棄する所存との。マヤ様とは幼なじみでいらっしゃいます」
「以上です。」
だいたい予想通りの顔ぶれに納得する。途中変化球があったが、当て馬だろう。
「まぁそんなもんよね。聞き慣れた名前ばっかり」
「シュトッフェルの…いえ、マヤ様の伴侶であることを利用せずとも実力で生きていける者でなけるばならないのです。自然と候補者は絞られます」
「では、候補者にあってみましょう。あ、ギュンターはいいです。昨日きいたから」
「そんなマヤ、ひどい」
「しつこい男は減点」
「失礼します。例の候補者を資料にまとめて参りました」
「ありがとうギュンター。座って」
敏腕王佐クライスト卿ギュンターが分厚い資料をもってマヤの執務室を訪れた。さっそくプレゼンをはじめてもらうことにした。
「一人目、わたくしフォンクライスト卿ギュンター。もうすぐ150歳。年は少し離れておりますが、マヤ様幼少のおりには後見人を務めました。家柄、国内での立場ともに申し分ない物件です。気心もしれていますし、シュピッツベーグ卿とも繋がりありません」
「次」
パラパラと資料をめくる音のなか、ギュンターの声が部屋に響く。
「フォンカーベルニコフ卿」
「却下!次」
「フォンヴォルテール卿グウェンダル。こちらも年は少し離れておりますが、中央閣僚をつとめ、また家督をつぎ名実ともに大貴族の一人です。シュピッツベーグ卿とは親戚関係にありますが、今は政敵同士。問題ありません。」
「次」
「フォンウィンコット卿リオン」
「若すぎ。次」
「フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム。若干年下ですが、許容範囲内です。こちらもシュピッツベーグ家の親戚ですが、ビーレフェルトを継いでおります。現魔王陛下の婚約者ですが、ユーリ陛下のお許しがあれば婚約を破棄する所存との。マヤ様とは幼なじみでいらっしゃいます」
「以上です。」
だいたい予想通りの顔ぶれに納得する。途中変化球があったが、当て馬だろう。
「まぁそんなもんよね。聞き慣れた名前ばっかり」
「シュトッフェルの…いえ、マヤ様の伴侶であることを利用せずとも実力で生きていける者でなけるばならないのです。自然と候補者は絞られます」
「では、候補者にあってみましょう。あ、ギュンターはいいです。昨日きいたから」
「そんなマヤ、ひどい」
「しつこい男は減点」
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