[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
the brilliant 7
ベイビー、マイ ブリリアント スター 7
マッドマジカリストアニシナの私室兼研究室を訪れたマヤはひっそりと置いてあるソファでごろごろのた打ちまわっていた。あーだのうーだのうなっているが、毒女の手は下されていない。自分でごろごろしているだけだ。
「マヤ、うちの兄の求婚を断ったようですね。大正解です」
「アニシナ…わたし今スッゴいもててる。よりどりみどりちゃんよ」
求婚者たちの名をあげていく。誰をとっても国中の女たちが一度でいいから愛されてみたいと思う者ばかりだ。
「気づいていなかったのはあなただけです!まったく鈍感ですね」
「えーうそ~わたし彼氏いない歴うん十年だよ」
「あの男たちが牽制していたのです。しかたありません」
「そうだったのか…危うく腐女子の会にはいるとこだったわ…」
「それは、危ないところでしたね」
「それでマヤはどうするのですか?」
「そうなんだよねぇ…みんな素敵な方々で、わたくしとても選べませんわ」
「つまり決められないと」
「はい」
「だいたいさ、一人だけ連れてきてこの人と結婚しなさい、ならはいはいそーですかって大人しく結婚するの。下手に選択肢つくるからいけないのよ」
「わたくしは政略結婚などもってのほかですが、マヤは寛容なのですね」
「アニシナやツェリ様が稀少なの。わたしは自分の置かれた立場分かってるつもりだし、それで国が平和なら結婚でもなんでもするのよ」
眞魔国きっての貴公子たちに迫られるなんて腐女子の会ではよだれまみれもののシチュエーションだが、このタイミングではあまり喜ばしくない。選べないというのはあながち冗談ではないのだ。あの誰かとそういう関係になるなんて想像すらしていなかった。
「ルーレットで決めようかなぁ」
「いい考えですね!ちょうどお楽しみ会のために魔導ルーレット悪夢の採択ちゃんを開発していたところです」
「それいいね!是非陛下に動力源になっていただいて」
陛下なら、公明正大な裁きを下してくださるだろう。
マッドマジカリストアニシナの私室兼研究室を訪れたマヤはひっそりと置いてあるソファでごろごろのた打ちまわっていた。あーだのうーだのうなっているが、毒女の手は下されていない。自分でごろごろしているだけだ。
「マヤ、うちの兄の求婚を断ったようですね。大正解です」
「アニシナ…わたし今スッゴいもててる。よりどりみどりちゃんよ」
求婚者たちの名をあげていく。誰をとっても国中の女たちが一度でいいから愛されてみたいと思う者ばかりだ。
「気づいていなかったのはあなただけです!まったく鈍感ですね」
「えーうそ~わたし彼氏いない歴うん十年だよ」
「あの男たちが牽制していたのです。しかたありません」
「そうだったのか…危うく腐女子の会にはいるとこだったわ…」
「それは、危ないところでしたね」
「それでマヤはどうするのですか?」
「そうなんだよねぇ…みんな素敵な方々で、わたくしとても選べませんわ」
「つまり決められないと」
「はい」
「だいたいさ、一人だけ連れてきてこの人と結婚しなさい、ならはいはいそーですかって大人しく結婚するの。下手に選択肢つくるからいけないのよ」
「わたくしは政略結婚などもってのほかですが、マヤは寛容なのですね」
「アニシナやツェリ様が稀少なの。わたしは自分の置かれた立場分かってるつもりだし、それで国が平和なら結婚でもなんでもするのよ」
眞魔国きっての貴公子たちに迫られるなんて腐女子の会ではよだれまみれもののシチュエーションだが、このタイミングではあまり喜ばしくない。選べないというのはあながち冗談ではないのだ。あの誰かとそういう関係になるなんて想像すらしていなかった。
「ルーレットで決めようかなぁ」
「いい考えですね!ちょうどお楽しみ会のために魔導ルーレット悪夢の採択ちゃんを開発していたところです」
「それいいね!是非陛下に動力源になっていただいて」
陛下なら、公明正大な裁きを下してくださるだろう。
PR
Comment
Trackback
トラックバックURL: