[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
無双パロ7
私は軍師として司馬懿の補佐に任じられた。司馬懿の下なら最低限目が届くし、私の勉強にもなるだろうということだった。司馬懿は子桓の先生だったらしく、こちらのことが全くわからない私にも厳しく指導してくれた。今思い出しても殺意がわくが、おかげで軍師としても赤っ恥をかかない程度にはこの時代のことがわかってきた。
「あとは、その口の効き方だけだな。私に恥をかかせるなよ」
「この部屋でくらいいいじゃん。リラックスさせてよ」
「日頃の行いが染み出すのだ。バカめが」
「神子殿、戦の準備はいかがですか?」
「順調に整っておりますわ。司馬懿様は人使いが荒くて、大変です」
「ははは、喧嘩でもなさいましたか」
「いいえ喧嘩なんて」
「曹丕様の奥方にそのような失礼はなさらないか」
「ええ、今から子桓様に呼ばれておりますので、失礼いたします」
「待って」
「え?」
「私も曹丕様のところに向かう途中なのですが、書物を取りにいかねばならぬのです。量も多くて、もし良かったら手伝っていただけませんか」
「ええ、かまいませんよ」
「女性の手を煩わせて申し訳ありません」
「いえ、これくらい、日頃司馬懿様に持たされるものと比べたら軽いものです」
「神子殿に重い荷物を?」
「あの人は全く性格が悪くて困ります」
「神子殿、いえ真矢姫、普通主君の奥方に荷物を持たせたりはしませんよ」
「それは、私が弟子だから容赦ないのです」
「あなたは以前、曹丕様とはそういう関係ではないと仰いましたね。実際はどのようなご関係なんですか」
「わたしは、子桓の妻で・・・」
「違う」
「なぜそう言い切れるのです」
「あなたからは人妻の匂いがしないのですよ。まだ蕾だ」
「なっ・・・」
郭嘉は真矢の唇をその唇で縫い止めた。動けない真矢の顔は混乱の色に変わっていく。郭嘉は涼しい顔をして口付けたまま笑んだ。
「こんなに赤くなって、真矢姫は可愛らしい顔をする。私はあなたが何者でも構いません。気が変わったらいつでも私のもとへいらっしゃい」
「私は子桓の奥さんなんだから!」
「あなたは、男を狂わせる香りがするんだよ」
「子桓・・・あのね」
「どうした。司馬懿のしごきに音をあげたか?」
真矢は曹丕に抱きついた。筆が墨汁の染みをつくる。
「真矢?」
「私、さっき、キスされた。郭嘉に、いきなり。私は子桓の奥さんじゃないって」
「なに」
「怖かったよ。嫌だっておもったの。子桓じゃなきゃやだ、私、やだ」
「何故ばれた」
「人妻の匂いがしないって言ってた。匂いがするって、その、男を、狂わせる香りが」
「目ざとい奴だな」
「子桓?」
「真矢、お前に話していなかったことがある。屋敷で話そう」
体調不良と銘打って、曹丕は真矢を屋敷に連れ帰った。真矢は明らかに狼狽していて、曹丕は馬車の中でずっと彼女の手を握りしめていた。
「落ち着いたか?」
「うん。ごめんね、取り乱しちゃって」
「よい。私こそ、守るといっておいてお前を守れなかった。すまない」
「子桓は悪くないよ・・・郭嘉が・・・」
「真矢、暁の女神は戦の神ということは知っているな」
「うん」
「もう一つ、異名があるのだ」
「異名?」
「お前が気にするとおもって黙っていたが、裏目にでた」
「暁の女神は愛と豊饒の女神。見るもの全てを虜にし、その体からはえもいわれぬ香りを放つと言われている」
「どういうこと?」
「・・・お前が望むと望まないと、お前の香りは男たちを惑わせる。女神を手に入れた男は天下をも手中におさめるだろうともな」
「そんな、まさか」
「やはり出仕させたのは間違いだった。勘のいい奴め」
「仕事はいくよ。子桓の役に立ちたい」
「真矢・・・」
「ねぇ、キスして?子桓の唇でキレイにして」
「私も、抑えが効くかわからんぞ」
「それでもいい」
「・・・バカが」
曹丕は真矢を引き寄せ、力強い腕を腰に回した。男性にこんな風に抱き締められたのは初めてだったが、強張っていた体から緊張が解けていくのを感じた。好きになるってこういうことなのかなとまぶたを閉じると、頬に影が浮かぶ。
こう素直になられるのもくすぐったいと曹丕は思ったが、安心しきって身をまかせる真矢をできるだけ優しく抱きしめると、口付けた。初めは浅く、徐々に深くなる口付けに、呼吸が荒くなる。真矢の反応を楽しみながら、曹丕は郭嘉に嫉妬している自分に気づいた。
何故自分が軍師風情に嫉妬せねばならないのか。曹丕の身分ならばどんな美女もおもいのままだ。父親に似て曹丕も女性をよく好んだが、これまで屋敷に連れ帰るほどの女性はいなかった。
曹丕の母は、曹操の側室のひとりで、息子の目に不幸な女として映っていた。また、曹丕を跡継ぎとすることに奔走し、多くの者を陰ながら葬っていた。
曹丕がこの年まで独り身でいたのは、母のような女性をつくらないよう、一人の妃しか娶らない決意の現れだった。最上の女を探していた。身分や家柄ではなく、乱世を自分と共に生き抜ける女を。
「お前は誰にも渡さぬ。もちろん、郭嘉にもな」
「子桓…」
曹丕はそっと真矢を寝台に横たえた。今まで抱いたどんな女とも違う。剣を使うものの体だった。
「香りが増したな。どんな香よりかぐわしい」
「そんなっ」
真矢はカッと頬を染めた。体の奥深くでなにかが溢れる。新しい泉が目覚めるように、血液がめぐる。
曹丕の指先が素肌に触れる。案外豊かな胸をしていることに曹丕は嬉しい誤算だと思った。
「や、わたし、あの!」
「郭嘉には触られなかったか?」
「…うん」
「嫌か?」
「嫌…じゃない、好き、子桓」
潤んだ瞳に見つめられ、曹丕の心臓が脈打った。甘い香りがする。
「我慢するのも大変だな」
曹丕は真矢の全てを暴きたい衝動にかられた。一時彼女を強く抱きしめ、もう一度口付けた。
「私はお前を気に入っている。大切にしたいと思っている」
「お前を傷つけず、返すのが私のお前を愛する気持ちだ」
いずれ真矢は自分の世界に帰るだろう。そのとき自分が障害にならはことはあってはならない。
「うん、ありがとう愛してくれて」
テコ入れ
恋愛にならない
ハレンチ 流浪 逆はー 曹丕が王子さま
天赤河
はなになれ
ほか、ご都合主義
メモ程度の仕上がりでOK
「あとは、その口の効き方だけだな。私に恥をかかせるなよ」
「この部屋でくらいいいじゃん。リラックスさせてよ」
「日頃の行いが染み出すのだ。バカめが」
「神子殿、戦の準備はいかがですか?」
「順調に整っておりますわ。司馬懿様は人使いが荒くて、大変です」
「ははは、喧嘩でもなさいましたか」
「いいえ喧嘩なんて」
「曹丕様の奥方にそのような失礼はなさらないか」
「ええ、今から子桓様に呼ばれておりますので、失礼いたします」
「待って」
「え?」
「私も曹丕様のところに向かう途中なのですが、書物を取りにいかねばならぬのです。量も多くて、もし良かったら手伝っていただけませんか」
「ええ、かまいませんよ」
「女性の手を煩わせて申し訳ありません」
「いえ、これくらい、日頃司馬懿様に持たされるものと比べたら軽いものです」
「神子殿に重い荷物を?」
「あの人は全く性格が悪くて困ります」
「神子殿、いえ真矢姫、普通主君の奥方に荷物を持たせたりはしませんよ」
「それは、私が弟子だから容赦ないのです」
「あなたは以前、曹丕様とはそういう関係ではないと仰いましたね。実際はどのようなご関係なんですか」
「わたしは、子桓の妻で・・・」
「違う」
「なぜそう言い切れるのです」
「あなたからは人妻の匂いがしないのですよ。まだ蕾だ」
「なっ・・・」
郭嘉は真矢の唇をその唇で縫い止めた。動けない真矢の顔は混乱の色に変わっていく。郭嘉は涼しい顔をして口付けたまま笑んだ。
「こんなに赤くなって、真矢姫は可愛らしい顔をする。私はあなたが何者でも構いません。気が変わったらいつでも私のもとへいらっしゃい」
「私は子桓の奥さんなんだから!」
「あなたは、男を狂わせる香りがするんだよ」
「子桓・・・あのね」
「どうした。司馬懿のしごきに音をあげたか?」
真矢は曹丕に抱きついた。筆が墨汁の染みをつくる。
「真矢?」
「私、さっき、キスされた。郭嘉に、いきなり。私は子桓の奥さんじゃないって」
「なに」
「怖かったよ。嫌だっておもったの。子桓じゃなきゃやだ、私、やだ」
「何故ばれた」
「人妻の匂いがしないって言ってた。匂いがするって、その、男を、狂わせる香りが」
「目ざとい奴だな」
「子桓?」
「真矢、お前に話していなかったことがある。屋敷で話そう」
体調不良と銘打って、曹丕は真矢を屋敷に連れ帰った。真矢は明らかに狼狽していて、曹丕は馬車の中でずっと彼女の手を握りしめていた。
「落ち着いたか?」
「うん。ごめんね、取り乱しちゃって」
「よい。私こそ、守るといっておいてお前を守れなかった。すまない」
「子桓は悪くないよ・・・郭嘉が・・・」
「真矢、暁の女神は戦の神ということは知っているな」
「うん」
「もう一つ、異名があるのだ」
「異名?」
「お前が気にするとおもって黙っていたが、裏目にでた」
「暁の女神は愛と豊饒の女神。見るもの全てを虜にし、その体からはえもいわれぬ香りを放つと言われている」
「どういうこと?」
「・・・お前が望むと望まないと、お前の香りは男たちを惑わせる。女神を手に入れた男は天下をも手中におさめるだろうともな」
「そんな、まさか」
「やはり出仕させたのは間違いだった。勘のいい奴め」
「仕事はいくよ。子桓の役に立ちたい」
「真矢・・・」
「ねぇ、キスして?子桓の唇でキレイにして」
「私も、抑えが効くかわからんぞ」
「それでもいい」
「・・・バカが」
曹丕は真矢を引き寄せ、力強い腕を腰に回した。男性にこんな風に抱き締められたのは初めてだったが、強張っていた体から緊張が解けていくのを感じた。好きになるってこういうことなのかなとまぶたを閉じると、頬に影が浮かぶ。
こう素直になられるのもくすぐったいと曹丕は思ったが、安心しきって身をまかせる真矢をできるだけ優しく抱きしめると、口付けた。初めは浅く、徐々に深くなる口付けに、呼吸が荒くなる。真矢の反応を楽しみながら、曹丕は郭嘉に嫉妬している自分に気づいた。
何故自分が軍師風情に嫉妬せねばならないのか。曹丕の身分ならばどんな美女もおもいのままだ。父親に似て曹丕も女性をよく好んだが、これまで屋敷に連れ帰るほどの女性はいなかった。
曹丕の母は、曹操の側室のひとりで、息子の目に不幸な女として映っていた。また、曹丕を跡継ぎとすることに奔走し、多くの者を陰ながら葬っていた。
曹丕がこの年まで独り身でいたのは、母のような女性をつくらないよう、一人の妃しか娶らない決意の現れだった。最上の女を探していた。身分や家柄ではなく、乱世を自分と共に生き抜ける女を。
「お前は誰にも渡さぬ。もちろん、郭嘉にもな」
「子桓…」
曹丕はそっと真矢を寝台に横たえた。今まで抱いたどんな女とも違う。剣を使うものの体だった。
「香りが増したな。どんな香よりかぐわしい」
「そんなっ」
真矢はカッと頬を染めた。体の奥深くでなにかが溢れる。新しい泉が目覚めるように、血液がめぐる。
曹丕の指先が素肌に触れる。案外豊かな胸をしていることに曹丕は嬉しい誤算だと思った。
「や、わたし、あの!」
「郭嘉には触られなかったか?」
「…うん」
「嫌か?」
「嫌…じゃない、好き、子桓」
潤んだ瞳に見つめられ、曹丕の心臓が脈打った。甘い香りがする。
「我慢するのも大変だな」
曹丕は真矢の全てを暴きたい衝動にかられた。一時彼女を強く抱きしめ、もう一度口付けた。
「私はお前を気に入っている。大切にしたいと思っている」
「お前を傷つけず、返すのが私のお前を愛する気持ちだ」
いずれ真矢は自分の世界に帰るだろう。そのとき自分が障害にならはことはあってはならない。
「うん、ありがとう愛してくれて」
テコ入れ
恋愛にならない
ハレンチ 流浪 逆はー 曹丕が王子さま
天赤河
はなになれ
ほか、ご都合主義
メモ程度の仕上がりでOK
PR