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戦国神子ベース2
「織田信長ってあれだよね、あの信長だよね…で、明智光秀が本能寺で、秀吉で…詳しくは覚えてないけど結構な泥沼よね」
「私がどうかなさいましたか?」
「え、光秀様…ってお呼びすればいいんでしょうか」
「神子殿にそのように呼ばれてはかないません。どうか光秀と、気安くお呼びください。ただ、信長様のことは上様とお呼び頂けますか。」
「じゃあ光秀さん、わかりました。」
「お着物にもお慣れになられましたね。所領には女性がおりますので、いろいろとお聞きください」
「安土に戻るんですか?」
「なぜ安土と…」
「え、なんとなく、そうなのかなーって」
「神子の神通力たる所以でしょうか…不思議なものです。私は龍神の加護というものは信じておりませんでしたが、このように神子殿を眼前にいたしますと、今までの不敬を謝罪したい」
「いや~私もよくわかってなくて、困っちゃいますね」
「神子殿は馬には乗れますか?今回、駕籠をつかうには時間が足りませんので、早馬にての帰還となります」
「のれません…乗ったことないです」
「では私と一緒にお乗りください。出来るだけご負担をかけないようにはいたしますが、女人のお体には辛いものかもしれません…」
「わかりました。よろしくおねがいします」
「あなたは…私共を憎くは思わないのですか?あなたにもご自分の生活や家族があったのではありませんか?」
「憎くはないっていうか、まだ実感がなくてよくわからないです。家族は…愛とかあんまりなかったし、友達は、会いたいなって思うけど…いつか帰れるかなーとか…」
「私共のわがままであなたの生活を奪ってしまいました。申し訳なく思っております。神子とは、天界から天女が降りてくるようなものだと思っておりました。あなたは天女というより我々と同じ人に見えます」
「戦いが終わったら帰るってのがセオリーですし、私で役に立つならがんばります!」
「セオリー?」
「定石…?」
「そなたには我が城の離れを授ける。うぬが屋敷と思うて自由にせよ。用があれば光秀か秀吉に申しつけよ。側女も手配せよ」
「側女はおねねがやりたいそうですわ」
「任す」
「上様って凄いオーラの人ですよね。王者って感じ」
「上様は凄いお人じゃ。神子殿もお目が高いのう!」
「そうそう、嫁のねねじゃ。とりあえず着物と調具を用意させた。今日はゆっくり風呂にでも浸かって休んでくれ」
「はじめましておねねです!男所帯で不自由したでしょ?すぐキレイにしたげるからね」
「真矢です。よろしくお願いします」
「真矢ちゃんか。神子様っていうんで怖い人だったらどうしようかと思ったんだけど、良い子そうで安心したよ」
「上様もあれで、真矢ちゃんのこと心配してるんだよ。不安だろうからしっかり支えてくれって頼まれたの」
「意外…もっと怖い人かと思ってた」
「大殿様だからね、なよなよしてちゃ、やってけないんだろうね」
「あ、蘭丸くん、おはよう」
「神子殿!見違えました。その…お着物がよくお似合いです」
「ありがとう!おねねさんが選んでくれたの。稽古してるの?帰ったばっかりなのに」
「武士の勤めです。いざという時信長様をお守り出来るよう、鍛えております。」
「私もねー剣道やってたんだよ。一緒に稽古したいな」
「え…女性が剣でございますか」
「私の国じゃそんなに珍しくないよ。でも、ここのみんなと違って、人を斬ったりはないけどね」
「活人剣というものにございますね」
「ほお、なかなかに筋がよい」
「上様!このようなところに…」
「神子の様子を見にきたのだ。まさか剣の腕を見られるとはな。か弱きだけの女ではないようだ」
「人は斬ったことがあるか?」
「ないです」
「斬れる剣を学べ。おぬしは望まぬとも狙われる身だ。死にたくなければ身を守る術を多く身につけよ」
「斬れる剣かあ…蘭丸くんは斬ったことがある?」
「もちろん。戦国の習いでございます」
「私は…出来れば斬りたくないなぁ…その前にやられちゃうかな」
「神子殿は私が命にかえてもお守りいたします!」
「命にかえられちゃうのもねえ」
「神子殿のお国は、どのような国なのですか?戦はございましたか?」
「戦は、外国…南蛮とかであってたけど、私の国は平和だったよ。人が死ぬとか殺されたら大騒ぎ。そりゃ、殺人事件とかはあるけど、ここみたいにみんなで大合戦ってのはなかったわ」
「この日の本が、神子殿のお国のようになるよう、ご加護お願いいたします」
この国の未来なんだけどな、と真矢は心の中で呟いた。
「私がどうかなさいましたか?」
「え、光秀様…ってお呼びすればいいんでしょうか」
「神子殿にそのように呼ばれてはかないません。どうか光秀と、気安くお呼びください。ただ、信長様のことは上様とお呼び頂けますか。」
「じゃあ光秀さん、わかりました。」
「お着物にもお慣れになられましたね。所領には女性がおりますので、いろいろとお聞きください」
「安土に戻るんですか?」
「なぜ安土と…」
「え、なんとなく、そうなのかなーって」
「神子の神通力たる所以でしょうか…不思議なものです。私は龍神の加護というものは信じておりませんでしたが、このように神子殿を眼前にいたしますと、今までの不敬を謝罪したい」
「いや~私もよくわかってなくて、困っちゃいますね」
「神子殿は馬には乗れますか?今回、駕籠をつかうには時間が足りませんので、早馬にての帰還となります」
「のれません…乗ったことないです」
「では私と一緒にお乗りください。出来るだけご負担をかけないようにはいたしますが、女人のお体には辛いものかもしれません…」
「わかりました。よろしくおねがいします」
「あなたは…私共を憎くは思わないのですか?あなたにもご自分の生活や家族があったのではありませんか?」
「憎くはないっていうか、まだ実感がなくてよくわからないです。家族は…愛とかあんまりなかったし、友達は、会いたいなって思うけど…いつか帰れるかなーとか…」
「私共のわがままであなたの生活を奪ってしまいました。申し訳なく思っております。神子とは、天界から天女が降りてくるようなものだと思っておりました。あなたは天女というより我々と同じ人に見えます」
「戦いが終わったら帰るってのがセオリーですし、私で役に立つならがんばります!」
「セオリー?」
「定石…?」
「そなたには我が城の離れを授ける。うぬが屋敷と思うて自由にせよ。用があれば光秀か秀吉に申しつけよ。側女も手配せよ」
「側女はおねねがやりたいそうですわ」
「任す」
「上様って凄いオーラの人ですよね。王者って感じ」
「上様は凄いお人じゃ。神子殿もお目が高いのう!」
「そうそう、嫁のねねじゃ。とりあえず着物と調具を用意させた。今日はゆっくり風呂にでも浸かって休んでくれ」
「はじめましておねねです!男所帯で不自由したでしょ?すぐキレイにしたげるからね」
「真矢です。よろしくお願いします」
「真矢ちゃんか。神子様っていうんで怖い人だったらどうしようかと思ったんだけど、良い子そうで安心したよ」
「上様もあれで、真矢ちゃんのこと心配してるんだよ。不安だろうからしっかり支えてくれって頼まれたの」
「意外…もっと怖い人かと思ってた」
「大殿様だからね、なよなよしてちゃ、やってけないんだろうね」
「あ、蘭丸くん、おはよう」
「神子殿!見違えました。その…お着物がよくお似合いです」
「ありがとう!おねねさんが選んでくれたの。稽古してるの?帰ったばっかりなのに」
「武士の勤めです。いざという時信長様をお守り出来るよう、鍛えております。」
「私もねー剣道やってたんだよ。一緒に稽古したいな」
「え…女性が剣でございますか」
「私の国じゃそんなに珍しくないよ。でも、ここのみんなと違って、人を斬ったりはないけどね」
「活人剣というものにございますね」
「ほお、なかなかに筋がよい」
「上様!このようなところに…」
「神子の様子を見にきたのだ。まさか剣の腕を見られるとはな。か弱きだけの女ではないようだ」
「人は斬ったことがあるか?」
「ないです」
「斬れる剣を学べ。おぬしは望まぬとも狙われる身だ。死にたくなければ身を守る術を多く身につけよ」
「斬れる剣かあ…蘭丸くんは斬ったことがある?」
「もちろん。戦国の習いでございます」
「私は…出来れば斬りたくないなぁ…その前にやられちゃうかな」
「神子殿は私が命にかえてもお守りいたします!」
「命にかえられちゃうのもねえ」
「神子殿のお国は、どのような国なのですか?戦はございましたか?」
「戦は、外国…南蛮とかであってたけど、私の国は平和だったよ。人が死ぬとか殺されたら大騒ぎ。そりゃ、殺人事件とかはあるけど、ここみたいにみんなで大合戦ってのはなかったわ」
「この日の本が、神子殿のお国のようになるよう、ご加護お願いいたします」
この国の未来なんだけどな、と真矢は心の中で呟いた。
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